実家のチャリを復活させる【シフトケーブル交換編】

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またオカンのチャリ修理シリーズです。
今回は一番状態が酷かったシフトケーブルを交換します。

自転車の変速機って複雑で、なんとなく素人が手を出すのは難しいイメージがあったのですが、
構造としてはシンプルで簡単な作業となりました。

目次

交換前のケーブル

紫外線と吹き込む雨のお陰で、おもいっきりサビてます。
表面は少し触るだけでパキパキに崩れ落ちる状態。
アウターケーブルのワイヤーがジャバラ状にワシャーっとなっています。

ギアチェンジは出来ません。
こいつを交換するのが今回のミッションです。

シフターの交換

この自転車に元々ついていたのが、シマノのTourney TXというシフター。
樹脂製のレバーが一体になったものです。
ワイヤーの交換だけでもまだ使えそう…ではあったものの、
レバーの動きが若干渋く、窓の透明部分も黄ばみが気になる状態でした。


調べると、そこまでお値段も高くないんですよね。
というわけで左右ともポチってしまいました。
シフターごと交換しちゃいます。

届いたものがこちら。
新品は美しい…


シフトのワイヤーは元々セットで入っていました。
が、アウターケーブルとブレーキワイヤーは付属していません。


前回交換したハンドルにレバーを取り付け。
これだけで新車のような見た目になりますね…

古いシフターは下にぶら下げた状態でやっていきます。

リア側のワイヤー交換

まずはレバーの右手側、リアディレイラーのワイヤーから交換していきます。

古いワイヤーの取り外し

手順としては簡単で、車体の後ろ(ディレイラーの先っぽ)から順番にワイヤーを抜いていくだけ。

ディレイラーの横についているボルトを緩め、挟まっているワイヤーを外します。
ワイヤー先端のカシメ部分はペンチ等で切り落とします。


こんな感じで、アウターケーブルが弧を描くように張られていると思います。


ディレイラーに固定されていたネジを外します。
バネがついていたので、ネジが外れた瞬間に勢いよく吹っ飛びました。
無くさないように気をつけましょう…


フレームから外れたら、アウターケーブルを抜きとります。


フレームの底面に沿ってワイヤーが張られています。


底面の通り道からワイヤーを抜き取ります。


フレーム上部(ハッドパーツ付近)もネジでワイヤーが固定されていました。
こちらのネジを外し、ワイヤーを引き抜けばOK。

新しいワイヤーの取り付け

シフターにはワイヤーが同梱されていたのですが、アウターケーブルは同梱されていませんでした。
というわけでアウターケーブルだけ買い足し。
元々が白かったので、白いやつをチョイス。


アウターケーブルが必要な部分は、ハンドル側とディレイラー側の2箇所。
必要な長さは20〜30cm程かと思いますが、元々ついていたアウターケーブルと長さを合わせるのが無難です。
今回はハンドル位置を変更したので、ハンドル側のアウターケーブルは気持ち長めにカットします。
手持ちのニッパーでトライ。


…固すぎて普通のニッパーでは切れませんでした。
アウターケーブルは細い金属のワイヤーが編み込まれているので、通常はワイヤーカッターで切るようです。

そんなもん持って無いよ…というわけで物置にあった金切りバサミでトライ。
何度か握り込んでいると切れました。


しかし金切りバサミで切ると、断面が潰れてしまいます。
ペンチで先端を縦に挟んで修正しました。
仕上がりを綺麗にしたい場合は、ワイヤーカッターはあった方が良いかもしれません…

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アウターケーブルの中は念の為注油しておいた方が良さそうです。
万能のメンテルーブを差し込んで一吹き。
普通の556等よりは粘度があり、揮発性も抑えめな為、
バイクでもワイヤー類は全部これを使ってます。

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アウターケーブルの先端にキャップを取り付け、シフトレバーから出ているワイヤーを通します。


あとは抜き取った時と逆の手順でワイヤーを通していきます
こんな感じでフレーム上部(ヘッドパーツ付近)とネジにワイヤーを通し、アウターチューブまでをネジで固定。


ワイヤーをフレーム底面に通します。


ディレイラー側のアウターケーブルを通します。
それからチェーン付近のフレームにセット。


ディレイラー部分のネジにワイヤーを通し、ネジで固定。


ワイヤーを引っ張りながらディレイラーのボルトで挟み込みます。


余ったワイヤーは適当な長さでカットし、先端にキャップを取り付け、ペンチで挟んで仕上げます。
(キャップもシフターに同梱されていました)


アウターケーブルは長すぎても短すぎても駄目っぽいです。
元々ついていたアウターケーブルと同じ長さなので、これぐらいの弧を描く…ぐらいが丁度良さそうです。

最後にペダルを回しながらシフトチェンジを行い、スムーズに変速出来るかを確認します。
最初はうまく変速出来ませんでした。
ディレイラーのボルトを緩め、もう一度ワイヤーを張り直して完了しました。

ワイヤーの初期伸び?があるようなので、少し乗った後はまた点検した方が良さそうです。

フロント側のワイヤー交換

フロント側も手順は同じです。

古いワイヤーの取り外し

ディレイラー側からワイヤーを抜いていきます。
ワイヤーがコの字に折り返され、ボルトで挟まれているので、ボルトを緩め外します。


底面も抜いていきます。


フレーム上部のネジを外したら全部抜けます。

新しいワイヤーの取り付け

フロント側で使用するアウターケーブルはハンドル付近の1本のみなので楽ですね。
ハンドルの高さに合わせ、少し長めにカットしました。


アウターケーブルにワイヤーを通し、シフターに組み付け。
フレームにワイヤーを通し、ネジで固定。


底面にワイヤーを通します。


ディレイラーの付け根からコの字にワイヤーを折り返し、ボルトで挟んで固定。
余分なワイヤーはカット。

リアと同様、ペダルを回しながらシフトチェンジし、動作確認をして終了します。
ワイヤーの張り方が甘かったようで、ここも何度か張り直しました。
ペンチでワイヤーを掴んで引っ張りながらボルトを締めるとやりやすいですね。

シフトケーブルの交換は簡単

シフトケーブルの交換は初めての経験でしたが、
さほど難しい作業ではなく、素人でも簡単に出来ました。
後ろから古いワイヤーを抜いていき、あとは逆の順序でワイヤーを通していけばOK。

アウターケーブルのカットだけちょっと面倒かもなー、と思いました。
慣れないうちはワイヤーカッターも揃えておいた方が良いかもしれません。
(自転車屋さんでもない限り、使用頻度は少ない工具だと思いますが…)

というわけで変速はかなり快適に出来るようになりました。
次回はブレーキのケーブルを交換します。

続きます…

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