無事日本一周を終え、大阪に帰ってきました。
溜めていた日々のブログ更新に時間がかかってしまったのですが、
これからは日本一周旅のまとめ記事を中心に残していこうと思います。
どんなルートでどれぐらい時間が掛かったのか、
参考にする人(いるのか…?)の為になれば幸いです。
「バイクで長旅に出ようかな…」と考えている方は是非見てやって下さい。
かかった費用や装備なんかも、また別に書きますね。
日数
西日本編、東日本編と分けると、かかった日数はこんな感じ。
- 西日本編:50日
- 東日本編:98日
合計で148日間、だいたい5ヶ月ぐらいの期間でした。
(沖縄はまだ行ってません)
恐らくバイクで日本一周している人達の中では、
割と平均的な方なのかな、と勝手に考えています。
短い人は1ヶ月で回ってしまったり、長い人は1年以上かけたりします。
そもそも日本一周の定義が人によって違うので、まぁそりゃそうなんですが…。
だいたい1日50km〜250kmぐらいの間で移動し、
適当にどこか観光しつつ各都道府県を回るってなると、
僕の場合は150日ぐらいかかりました。
正直、もっと時間掛けて回ったら良かったかな…と思う地域も結構あります。
「離島に行っとけば良かった…」とか、
「天気が悪くて景色がイマイチだった…」とか、
「定休日で行けなかったお店がある…」とか。
ただ、そんな事を考えていたら、
いくら時間をかけても回りきれないな…とも思いました。
天気の状況によって予定は大きく変わります。
雨で停滞していた日も含め、だいたい5ヶ月ぐらいという事です。
10月を過ぎると、東日本は結構寒かったです。
あとは、お財布事情によっても旅の期間は変わってきますね。
日数が増える=旅費が増える になります。
宿泊費や食費を限界まで切り詰めて凌ぐ…
みたいなやり方もあるんでしょうが、
そこまでケチってしまうと、
もはや何の為に旅に出ているのか分からなくなってしまうので、
僕の場合、
あまり予算は決めずに貯金を崩しつつ、
そこまで大きな贅沢はせず、
かと言って我慢もしない…
といった感じで進み、148日で終わりました。
(11月までに帰って失業手当の手続きがしたかった、というのもある)
![](http://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/03/profile-150x150.png)
費用については別途記事にします
(絶賛計算中)
ちなみに旅中に北海道でコロナに感染していますが、
ホテル療養の期間(7日間)は旅の日数に含めていません。
走行ルート
今回通ったルートを赤線で引くとこんな感じ。
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/11/スクリーンショット-2022-11-29-17.41.02.jpg)
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ある程度満遍なく回れた気もするのですが、
行けなかった所も結構あります。
特に四国や広島、岐阜はちょっと雑でした。
北海道も左端の方に行きたかったですね…。
スタート地は大阪です。
前半は四国、九州、中国と回って一度大阪に戻り、
後半は日本海側から時計回りに東日本を回るルートでした。
関東は姉宅を拠点として、想定よりも長く滞在しました。
時期別にまとめるとこんな感じ。
青ラインからスタートです。
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/11/スクリーンショット-2022-11-29-17.39.45-1.jpg)
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出発前に想定していた予定よりも、
帰る時期は1ヶ月ほど遅れてしまったのですが、
だいたい思っていた通りに進む事が出来たように思います。
真夏の新潟は死ぬ程暑かったですが、
北海道から東北にかけては色々な旅人に出会えたので、夏に行けて良かったです。
(だいたい皆夏場はルートが被る事が多い)
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/03/23336593_m-300x200.jpg)
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ちなみに高速道路は一度も使っていません。全て下道です。
四国へ渡る橋も風が怖すぎた為、フェリーを使って上陸しました。
今回乗ったフェリーはこんな感じです。
これも必要最低限、という感じでしょうか…。
- 四国汽船 (宇野港→直島港→高松港)
- 国道九四フェリー (三崎港→佐賀関港)
- 三和フェリー (蔵之元港→牛深港)
- 有明フェリー (長洲港→多比良港)
- 津軽海峡フェリー (青森港→函館港)
- 津軽海峡フェリー (函館港→大間港)
全然関係無いんですが、
Googleのマイマップにタイムラインを反映させる作業、
めっちゃ面倒くさいですね。
延々とマウスをチキチキしてました。
これも時間があればやり方を纏めておこうと思います。
(もっと良いやり方がありそうな気もする)
※後日追記:やり方まとめました
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/12/6-300x169.jpg)
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/12/6-300x169.jpg)
走行距離
このルートでかかった距離はこれぐらいです。
Googleのタイムラインはあてにならないので、
バイクのメーターで測った距離になります。
- 西日本:5,839km
- 東日本:12,368km
合計で18,207kmでした。
距離的にも多すぎず少なすぎず、
こんなもんかな…という印象。
不安定&お尻が痛いオフ車でこれだけの距離を走るのは、なかなかに大変でした(拷問です)
出発前に交換したタイヤですが、
18,000km走ってもまだ全然大丈夫そうな感じでした。
こっちが帰宅後のリヤ側。
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こっちがフロント側。
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/11/03A9FFBD-1ADD-4480-8E46-B18989C0E88F_1_105_c.jpeg)
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荷物が重かった事もあり、
規定の気圧よりパンパン気味で空気を入れて行きました。
道中、オイル交換のタイミングで空気圧も見てもらってましたが、継ぎ足す事はありませんでした。
タイヤのサイドは髭が残っているレベルで使えてませんが、
その分真ん中だけ減り、若干台形っぽい形になってます。
が、それでもまだ全然走れそうです。
あと1万キロは行けそうな勢い。
パンクする事も無く、GP210は優秀でした。
雨の日のグリップも問題無く、多少の未舗装路は全然走れます。
オフ車で日本一周する方は是非ツーテンを。
![](https://j-chilling.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/03/motocross-tire-300x200.jpg)
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なんだかんだでバイクも持ちこたえた
16年選手のポンコツKLX250でしたが、
致命的なトラブルも無く、最後まで走りきってくれました。
頑張ったなお前…!
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/11/C2B6FF84-0E87-41E2-AF20-0FF4CE20DDD0_1_105_c.jpeg)
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ただ、トラブルが無かった訳ではありません。
旅中に起こったバイクのトラブルはこんな感じ。
- ヘッドライトが切れる (ハイビームで凌ぐ期間もあった)
- チェーンが伸びまくる (限界まで張るもダルンダルン)
- 至る所が錆びる (潮風がきつい所や、雨ざらしになる時もあった為)
- キーシリンダーが回らなくなる (JAF呼んだ)
- エンジンが掛からなくなる (原因不明の押しがけ地獄)
- 下り坂でマフラーからヤバい音がする (「バチンッ!」っていうぶっ壊れそうな音)
- 止めてる間に転けてる (転倒に伴うレバー破損、ミラー破損、ラジエータータンク破損)
- サイドスタンドのスイッチが折れ曲がる (直すこと無く放置)
- ブレーキペダルの付け根が固着 (556を吹いてこねくり回すと復活)
- サイドカバーが溶けて大穴開く (サイドバッグのせい)
こうやって挙げると色々ありましたね…。
それも今となっては良い思い出で済んでいるのですが…。
![](https://j-chilling.com/wp-content/uploads/2022/11/B386F691-0364-45BC-A5D0-6030EF28836A_1_105_c.jpeg)
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長期間乗っていると、バイクの消耗はやはり激しいです。
ある程度工具は持って行き、現地で対処出来れば良いですね。
バイク屋さんが近所に無い、という地域も多いので…。
旅中に何もなければ良いのですが、何かは必ず起こる、と思ったほうが良いです。
最低限、オイル交換と注油はマメにやった方が良いと痛感しました。
僕の場合、3,000kmを目安にレッドバロンに行き、オイル交換をしてもらってました。
特にチェーンの注油は、300kmに1回が目安とされます。
それって、日本一周してると2日に1回ぐらいのペースです。
でもそれぐらいの頻度でやらないと、あっという間に錆びます。
チェーンオイルは好みもありますが、
僕はスプレー式では無く、自転車のように1コマずつ注油出来るタイプを使ってました。
走っていると多少飛び散りますが、
こっちの方が嵩張らず、贅沢に使えて長持ちするのでお勧めです。
![](https://j-chilling.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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あと、僕は血迷ってノンシールのチェーンを付けていたのですが、
これがすぐ錆びる&伸びる原因だったと思ってます。
長旅にはシールチェーンの方が絶対良いです…。
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無事故、無違反
ありがたい事に、無事故・無違反で帰ってきました。
至る所で交通安全祈願をしてきた賜物だと思ってます。
…というのも半分、超絶安全運転を心がけてきたのも半分です。
どれも当たり前なんですが、
バイクに乗りながら気をつけていたのはこういう所。
- すり抜けはしない (都市部の渋滞に巻き込まれても)
- 車間距離は長めに取る (過積載バイクはすぐに止まれない)
- 煽られたらすぐ譲る (譲れる場所をすぐ探す)
- 超遅い車が前に来てもイライラしない (ヨボヨボおじいちゃんの軽トラとか)
- 横風が強い所は極力スピードを落とす (橋の上とか岬とか。マジで危ない)
- 夜間は動物の出現率が上がるので特に注意 (というか夜は走りたくない)
- 電波の繋がらない所は特に注意 (何かあったら助けも呼べない)
安全運転のポイントは焦らない事、
慌てない事だと思います。
事故を起こす事はありませんでしたが、
旅の道中では沢山の事故現場を見てきました。
バイク絡みの事故も多かったです。
事故ってしまうと旅どころでは無くなると思いますので、
やり過ぎぐらいの安全運転がちょうど良いですね。
それでも事故は起きるものなのでしょうが…。
…と言いつつ、違反に関しては一度、宮古市で岩手県警に止められ、
「一時停止してた?」と注意された事はあります。
切符は切られていないのですが、
どんな田舎道であっても、
「僕は交通ルールを守ってます!」と、
周りにアピールするぐらいの勢いがちょうど良いです…。
過積載バイクは目立つのか、お巡りさんにも目をつけられやすい気がします。
まとめのまとめ
というわけで今回の旅のリザルトはこんな感じです。
- 日数:148日
- ルート:大阪からだいたい時計回りに1周 (沖縄はまだ)
- 走行距離:18,207km
- 転倒:5回 (全て駐車中)
- 無事故、無違反 (岩手県警からの注意1回)
総じて色濃い148日間でした。
無駄な日は一日もありません。
停滞中も、大切な休養時間でした。
今回の旅で行けなかった所、もっと滞在したかった所は数知れず、
でもそれを全部挙げて行こうとするとキリが無いっていうのが感想です。
まぁまた行けば良いかなと思います。
こんな感じで、かかった費用についてもまとめますね。
それでは!
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