【日本一周】旅に不要だったもの10選

当ページのリンクには広告が含まれています。

前回に引き続き、日本一周の装備についてのお話です。
持っていって便利だったものも沢山ありましたが、
実は無駄なものも沢山持って行っていました。

旅中にほぼ使わなかったものや、
使用頻度が少なかったものをまとめてみました。

今回挙げるものは、割とキャンプ道具が多めです…。
僕はソロキャンプが大好きなのです。
「いかにキャンプシーンを楽しむか」という考えから色々と持っていったのですが、
連日キャンプが続くと、面倒くさくなって使わなくなったパターンのものが多いです。
積載が限られるバイク旅に、敢えて持って行く必要がありませんでした。

ソロキャンプと一人旅は別物。

目次

不要だったもの達 10選

焚き火台、鉄板

キャンプといえば焚き火。
僕も焚き火は大好きだったので、
最初はUCOのフラットパックか、笑’sのB6君を持って行こうか悩んだのですが、
重量の関係から結局持っていくのを諦め、
バーゴのヘキサゴンウッドストーブを使って小さい焚き火をしていました。


ですが、焚き火で喜んでいたのも旅の前半だけで、
後半からは灰の始末や、ススの掃除が面倒になり、
全くしなくなりました。

毎日睡眠時間が足らず、
「焚き火してる時間があったら寝るわ」という冷めっぷり。
夜は食後にブログを書いていた、というのもあります…。
フェザースティック用のナイフも、ムカデ退治の時にしか使いませんでした。

次点として、焼肉用の鉄板(ヨコザワテッパン)も持っていったのですが、
実際使用したのは2回だけでした。
どれもソロキャンプには非常に優秀な道具でお気に入りなのですが、
バイクでの長旅には、別に無くても困らないものでした。

シェラカップ

アウトドアの食器といえば、シェラカップですよね。
「これをカバンにくっつけて湧き水とか飲むんだ…」
とか考えながら持って行ったのですが、全く出番はありませんでした。
湧き水を見つけても、手酌で飲んでました…。

シェラカップは3個ぐらい重ねて持って行ったのですが、
調理用のコッヘルがあれば、あえてシェラカップが必要なシーンはありませんでした。
スノーピークのソロセット焚を愛用しているのですが、
それにシェラカップサイズの器が一つついてくるので、これだけで十分でした。

ソロセット焚は優秀で、
内側にコーティングがされている為、
ご飯も焦げ付かずに綺麗に炊けます。
後片付けも簡単です。
チタン製のソロセット極もありますが、炊飯には向いていないので、
普通のキャンプ用途であれば、アルミ製のソロセット焚の方がオススメです。
これがあると、メスティンも不要でした。

コーヒーミル、ドリッパー

僕はコーヒーが好きで、ほぼ毎朝飲んでました。
旅の序盤はミルを使って豆を挽いて淹れてました。

ちょっとしたこだわりでもあったのですが、
忙しい朝に毎日ガリガリ挽くのも面倒に感じ、
豆が尽きてからは、パックのやつを淹れて飲むようになってしまいました。

パックの魅力は、各地の道の駅等で売られている、ご当地コーヒーが楽しめる事ですね。
毎日同じ豆でも良いんですが、色々な種類を味わえるのも楽しい気がします。
というわけで、コーヒーミルやドリッパーは持っていかない事にしました。

アルコールバーナー

バーゴのヘキサゴンウッドストーブを五徳として、
トランギアのアルコールバーナーを持っていっていました。
ただ、この組み合わせだと横風に弱く、
ガスと比べるとお湯が沸くまで時間がかかります。

アルストは燃焼時の音が静かで、
青い炎も綺麗で好きなのですが、燃費が悪いんですよね…。
何よりもアルコール燃料のボトルが嵩張って邪魔でした。
というわけでアルコールバーナーは持っていかず、ガスバーナーをメインに使っていきます。

タープ、ハンモック

DDタープとDDハンモック、ポールとチタンペグを持って行っていました。
出発前は、
「ステルス張りとか、色んな張り方をしたいな」とか、
「タープ泊をしてみても良いな」とか考えてました。
が、実際にはそんな余裕はありませんでした…。

前室を拡張する為にタープを張る時はありました。
雨風や夜露からある程度守ってくれるのですが、
翌朝の撤収が本当に面倒です。
水滴を拭かないといけない時もあったり、
結構綺麗に畳まないと収納袋に入らなかったりと、
このタープのお陰で撤収時間が余計にかかります。


ハンモックは旅中に2、3回使用しました。
ハンモック自体は設営が簡単で座り心地も最高なのですが…。
ハンモックを張るためには、5〜7mぐらいの間隔で木が2本、生えている必要があります。
旅中にそういったキャンプ場に出会える機会はあまり無く、
どうしても使用頻度は少なくなってしまいます。

ハンモック単体では外から丸見えなので、タープもセットで張りたくなります。
ロープを渡してタープを張るスタイルは無骨で凄く好きなのですが、
これらのセットをバイクに積むにはスペースを取りすぎます。
どこでも張れるテント1つで充分だな…という結論になりました。


出番が少なすぎただけで、DDタープもDDハンモックも、
どちらも機能的で格好良く、モノ自体はとても良いですよ。
僕はオプションのスリーブと、ウーピースリングというコンパクトな紐に交換して使ってました。

綿のタオル

綿のスポーツタオルを持っていっていましたが、
前回の記事でも挙げたドライタオルのお陰で、出番は皆無でした。

綿タオルの肌触りは良いのですが、
乾くまで時間がかかるのが嫌で、
使用を敬遠してしまいました。

東日本には持っていきません。
欲しい時はコンビニ等でも普通に売っていますが、買う事は無いと思います。

釣り竿

サイドバッグに振り出しロッドを入れていたのですが、
旅が始まってかなり早い段階で竿先を折りました。
その後は修理する気も起きず、ずっとサイドバッグの肥やしとなってしまいました…。


釣り竿を持っていくのであれば、
バイクの中でも特等席(振動や転倒で折れない場所)に積んだ方が良いです。
地味にリールも結構スペースを取ります。
小物釣り用の2000番台ぐらいのリールを持っていくのが現実的かと思います。

旅の終盤になる程、
釣りをする時間と気力、体力が無くなっていったのですが、
海沿いのキャンプ場では、
テントのすぐ近くから釣りが出来るっていう所も多かったです。

僕は大阪に帰ってから、懲りずに振り出しロッドを新調しました。
東日本編でも持っていく予定です。
それだけ釣りは好きなので…。
チャンスを見つけてお魚と出会いたいと思います。
でも普通は要らないです。

くるぶしソックス

細かい話なんですが…。
なんとなく夏用、みたいな感じでくるぶしソックスを2足持って行ったのですが、
ほぼ使いませんでした。

毎日ハイカットのライディングシューズとジーンズを履いて移動していたので、
靴下は長めのやつ以外は必要ありませんでした。
短い靴下は、直接靴の内側とくるぶしが擦れて不快でした。

宿泊先では短パンとサンダルを履く時もありましたが、
そういう時は裸足でOK。
防寒や保護、吸汗目的なら長い靴下だけで良いです。
東日本へくるぶしソックスは持っていきません。

モバイルバッテリー(大型)

19,200mAの、割と大型のモバイルバッテリーを持っていっていました。
AnkerのPowerCoreⅢ 19K 60W というモデルで、結構ずっしりと重たいやつです。
これは主にノートPC(M1 MacBookAir)への充電用途(30W以上での給電)だったのですが、
僕のノートPCの用途は、動画データを転送したり、ブログを書く程度のものだった為、
それぐらいであれば3、4日は内蔵バッテリーだけで凌げました。
その間にどこかでコンセントを探す事は出来るので、
大容量のモバイルバッテリーは別に無くても大丈夫でした。

日中はバイクから充電が出来るので、
GoProやinsta360等のカメラ類はバイクからの充電だけで十分賄えました。

小型のモバイルバッテリーは小回りが効き、
テント内でのiphoneやiQOS等の充電に活躍しました。

AnkerのPowerCore Fusion5000というやつです。

コンセントに差しながら充電も出来ます。
唯一の欠点は、充電ポートの1つがMicroUSBである事。
最近のモデルはUSB-Cみたいですね。
そっちの方が便利だと思います。

Apple Watch

…うん。日本一周には絶対要りません。
G-shock等、普通にアウトドアに強い腕時計の方が遥かに便利です。

僕はAppleWatchのSEを使っていますが、
バイクに乗りながら等、見たい時に表示してくれなかったり、
普通の時計機能として使うだけでもストレスの塊です。

専用の充電ケーブルを持っていく必要があり、
2日に一度は充電しないといけない地獄が待っています。

対応しているWatchアプリも正直微妙で、
AppleWatchは痒い所に手が届かない
というよりも、痒い所しかないっていうのが1年半使っての感想になります。

僕が使いこなせていないだけなのかもしれませんが…。
ボタン操作すると両手が塞がっちゃうのも駄目。
それでも持って行っちゃうんですよね…。

ソロキャンプと一人旅は別物

今回はあまり使わなかったもの、
使用頻度の低かったものを挙げてみました。

繰り返しになりますが、僕はソロキャンプが大好きです。
キャンプは無駄な事を含めて、
非日常を楽しむ事が魅力だと考えてます。

日本一周の長期旅になると、その非日常が日常になってしまうのです。
日常の作業を続けていると、色々と面倒くさくなってきます。
「これは片付けが面倒だから使わないでおこう」
「いや、使わないんなら最初から持ってこないほうが良いかな…」
という結論になりがちです。

実際に50日間の旅を続けた事によって、

  • キャンプ自体を目的とするソロキャンプ
  • キャンプを宿泊の手段とする一人旅

両者の根本的な違いに気付きました。
東日本へは、出来るだけミニマム装備で臨むつもりです。

無駄なものがあっても良い

ここまで書いておいて何なんですが、
完全に無駄を排除しきった装備というものも、
それはそれで寂しい気もします。

旅のスタイルは十人十色なわけで、
傍から見たら変なものでも良いので、
何かしら自分のこだわりアイテムを無理やり持っていくのも、
旅の楽しみ方の一つであるように感じます。

持って行って良かったのか、失敗したのか、
旅を終えてから改めて気づけるのは、持って行った自分自身です。

今回挙げたものたちも、あくまで僕の場合のお話です。
軽く参考程度に流し見しつつ、
自分なりの、旅の最強装備を考えてみて下さい。
その時間が楽しいと思いますので…。


それではまた。よろしくどうぞ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは(^_^)ノ
    はじめましてm(_ _)m
    古希前の爺ですが、宜しくお願い致しますm(_ _)m

    旅に持って行って、良かった物、要らなかった物、大変参考になりました!  ありがとうございます(^_^)ノ

    この歳で来年、九州から北海道へとツーリング(YAMAHADT-230LANZA)を計画していて、貴殿のブログが目に留まり、拝読させて頂きました。

    東日本編も楽しみにしております。
    どうか、気をつけて楽しい旅を(^_^)ノ
    ブログを楽しみにしております。φ(..)メモメモ

    • コメントありがとうございます!
      めっちゃ励みになります…。
      ランツァ良いですね〜。憧れバイクの一つです。
      今となっては貴重な2スト、大事に乗ってあげて下さい。

ヒロマス へ返信する コメントをキャンセル

目次