こんにちは!ヒロマスです。
キャンプに行った時の一番の楽しみといえば、皆さんは何でしょうか。
美味しいキャンプ飯を作る!とか、火起こしを一発で決める!等…色々ありますが、
僕の場合、食後に淹れるコーヒータイムが一番の楽しみだったりします。
外で飲むコーヒーはなぜあんなにも旨く、心安らぐのだろう…。
今回は、必要最低限の荷物でも邪魔にならず、コーヒーを入れる時に役立つ、
ワイヤースキッターを3パターン作ってみたので紹介します。
作成自体はめちゃくちゃ簡単で、どれも5〜15分もあれば作れます。
材料費も10円以下ですので、お時間ある方はチャレンジしてみてください。
ワイヤースキッターって何?
針金で作った注ぎ口です。
コーヒーを淹れる時など、細く安定してお湯を注ぎたい時に役立ちます。
ケトル(やかん)の口に装着する注ぎ口も沢山ありますが、
今回作成したタイプは、コッヘル(コッフェル)やシェラカップ等でお湯を沸かし、
そのまま装着して使います。
非常にシンプルな構造で、荷物のスペースを取りません。
ソロキャンプにケトル(やかん)はいらない
と言いつつ、僕はトランギアやプリムスのケトルも愛用しています。
小さいやかんって、あのフォルムがめっちゃ可愛い。
焚き火に突っ込むだけで絵になるし、使うだけでテンションが上がります。
舞い上がる灰を気にせずにぶら下げたり、雑に扱えるのも良い所。
ケトルはお湯を注ぎやすいのですが、
よくあるアウトドアタイプのケトルは、
カップ麺などにじゃーっと注いでしまうのが一般的で、
あれで細く、ゆっくりとコーヒーを淹れるのは結構難しかったりします。
ケトルに装着するタイプの注ぎ口も沢山売られているのですが…
そもそもケトルってめっちゃ嵩張るよね?
注ぎ口の出っ張りが邪魔、蓋も小さく、スタッキングの幅が狭い。
うーん、邪魔!
という結論に至ります。
車で行くキャンプの場合は全然持っていけるのですが、
荷物が限られる登山やバイク等でパッキングする際には、
コッヘル等、1つで複数の機能を持ったギアに軍配が上がります。
2人以上でキャンプに行く時は、ケトルがあった方が良いですね。
- お湯しか使わないと分かっている時は、ケトルだけを持っていく。
- コッヘルで調理する時は、コッヘルだけを持っていく。
(スキッターも持っていく)
一人で行く場合は、そんな使い分けをしても良いかなと思います。
僕が予定しているバイクでの日本一周旅には、ケトルは持っていきません。
材料
材料
- ステンレス針金(40cm程度)
- ペンチ
以上!超簡単。
3パターン作ってみましたが、どのパターンも針金を切ってペンチで曲げるだけです。
針金は100均のセリアで7m巻を買いましたが、
スキッター1つの作成に必要な長さは30〜40cmぐらいです。
1個あたりの材料費10円以下ですね。
今回針金は太さ0.9mmを使いましたが、
お湯の伝いやすさを考えると、もう少し太め(1.5〜2mmぐらい)の方が良いかもしれません。
ペンチは、細かい作業が出来るラジオペンチと、
力を入れやすい太めのペンチ、根本がニッパーになっているものがあれば完璧です。
パターン① 縁にはめ込みバージョン
SorairoPicturesさんが販売・紹介しているタイプ。
販売していながら作り方を動画で紹介されてます。
いいんですかそれ…太っ腹やん…。
ワイヤースキッターで調べると、一番メジャーな形っぽいです。
SnowPeakシングルチタンマグ450用という事なのですが、
シェラカップ等、多少はめる容器のサイズが違っても問題なく使う事ができます。
作成時間:15分程度。
メリット
- 安定して細く注ぐことが出来る
- 見た目が格好良い
- シェラカップ等、他の容器にもはめて使える
デメリット
- 作りが少し複雑
- 精度が求められる
- 少し嵩張る(マグカップには入るサイズ)
- つけ外しをしていると、容器に少し傷がつく
ちょっと複雑なので、手先が器用な人にオススメ。
といっても、15分もあれば作れます。
僕が作ってみた所、使えなくはないけど、仕上がりとしては微妙な感じになりました。
特に経が大きいコッヘルなどにはめると、
注ぎ口の先っちょが縦にズレたり、真中部分が浮いちゃったりします。
細めの針金を使ったから、という事もあるかもしれませんが、
これは先の方がちゃんと溶接されてないと無理な気がする…。
SorairoPicturesさんでは、
そのあたりの精度がしっかり出せる自信があるから
販売もしているんだろうなーと思いました。
チタンタイプも販売されて格好良いです。
自作が苦手な人は購入してみるのも手だと思います。
作り方の動画はこちら。
パターン② シンプル1本バージョン
旅キャンパーさんが紹介していたバージョン。
めちゃくちゃシンプルな作りの為、5分で作れます。
作成時間:5分程度。
メリット
- とにかく作成が簡単
- 装着も簡単
- 微調整が簡単
- 場所を取らずスリム
デメリット
- 慎重に注がないと、お湯がうまく伝わない
- 他の容器に流用が出来ない
お湯がうまく伝わないのは、針金の細さが原因かもしれません。
動画では2mmのものを加工していたので、それぐらいの太さ推奨です。
コッヘルの中でも、お湯を沸かす容器はだいたい固定になってくると思うので、
他の容器に流用出来なくても、さほどデメリットに感じません。
僕の場合はチタンマグ450専用に作りました。
作り方の動画はこちら。
パターン③ 翼のもげた折り鶴バージョン【オススメ】
①と②を両方作ってみて、
①の安定感と②の簡単さとスリムさの両方が欲しいと思って作ってみました。
お湯を受ける受け口の面積を稼ぐ為に、先っちょは針金2本を通すようにしました。
ちょうど折り鶴の頭みたいな形になります。
作成時間:5分程度。
メリット
- とにかく作成が簡単
- 装着も簡単
- 微調整が簡単
- 場所を取らずコンパクト
- 割と安定して注げる
デメリット
- 他の容器に流用が出来ない
我ながら一番バランス良く作れたのが3番でした。
作り方の動画は無いのですが…。
写真見たら分かりますよね…?
①と②の複合的な感じで、最初に折り曲げて先の部分を作ります。
2本のうち1本は広げすぎない事と、
最後まで渡しきらずに、途中でぶった切るのがポイント。
微調整してみて下さい。
めっちゃ良い感じに注げますよ!
結局どれを持っていくのか
気分によって変えれば良いのですが、
僕の場合は日本一周旅には③をメインとしつつ、一応①も持っていこうと思います。
ちなみに、全部持っていっても嵩張りません。
スタッキングしている隙間にぶっ刺しておくだけでOKです。
写真は僕が愛用しているSnowPeakの
トレック900→ソロセット焚→チタン450マグ→チタンダブルウォール220のスタッキング例です。
後日、トランギアケトル用のワイヤースキッターも作成してみたので、興味ある方はこちらも見てみて下さい。
作成時間5分程です。
ワイヤスキッターで至福のコーヒータイムをお過ごし下さい。
ではまた!
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