KLXメンテシリーズのラストは、外装磨き編です。
日焼けで色褪せた外装を、スチールウールで復活させます。
中華製サイドカバーの耐久性は分かりませんが、今の所は良い感じです。
外装を取り外す
洗車直後のKLX。
日焼けでカピカピな感じ、伝わりますかね…。
シートの色とシュラウドの色が明らかに違います。
古いオフ車のシュラウドはだいたいこんな感じになると思います。
サイドカバーは溶けて穴が開いてしまったので、これは交換しちゃいます。
外装はバイクから取り外して個別に洗ったほうが楽に綺麗になります。
というわけで特に酷いパーツを取り外し。
フロントフェンダーも真っ白です。
外装を磨く
日焼けした樹脂製の外装を復活させる方法は、大きく3種類あると思います。
- シリコン系のコーティング剤を上塗りする
- 削って磨く
- バーナーで炙る
軽い症状であれば①のコーティング剤上塗りで誤魔化せますが、今回のように日焼けがひどい場合は、表面の劣化した層を削り落としてあげないと、本来の色が復活しません。
③のバーナーで炙る方法が一番楽そうではあるのですが、結構コツが要りそう&そもそもガスバーナーを持っていないので、今回は②の削って磨く方法で復活させます。
磨くといっても、必要なものはスチールウールだけでOKです。
サンドペーパーやメラミンスポンジ、ピカールなど…色々と試してみましたが、シュラウド磨きに関しては僕の中でスチールウールが最強という結論が出ています。
水にもつけず、スチールウールでひたすらこすります。
こするだけで、劣化した白い層がみるみる剥がれていきます。
下は粉だらけになるので、風呂場等で磨いた方が良いと思います。
一通りこすり終わった後のシュラウド。
かなり劇的な変化なのですが、分かりますでしょうか…?
以前の白っちゃけた色から、本来のライムグリーンが蘇りました。
一部縦に白っぽい線が残っていますが、ここはラジエーターとの境目のリブ部分で、どう頑張ってもここの色は変わりません。
スチールウールの目は粗いので、よく見ると細かい傷は残ります。
傷が気になる人は、目の細かい耐水ペーパーやコンパウンドなんかで仕上げても良いと思います。
(ここからバーナーで炙るのもアリだと思う)
僕は気にならないのでこのままコーティング剤をスプレーして終了します。
サイドカバーの交換
穴の開いた旧純正サイドカバー(左)と、新しい中華サイドカバー(右)。
こいつに交換します。
中華製サイドカバーは、純正と比べると若干クリーム色な感じがします。
ボルトの穴も小さめ。
純正はバッテリーケース側にスポンジシート、マフラー側にアルミシートが貼られていますが、中華製にはどちらもついていません。
裏面にリブがありませんが、ペラペラな感じはせず、強度的には問題無さそうです。
マフラー側はまた溶けて穴が開かないように、耐熱性のあるアルミガラステープを貼ってみます。
モノタロウで買っておいたやつ。
250℃くらいまではもつようです。
何回かに分けて貼りましたが、結構貼りやすかったです。
これで溶けなかったら良いのですが…。
マフラーに直接接触しなければ大丈夫、だと信じます。
コーティングと取りつけ
外装の準備は整ったので、後はコーテイング剤を吹いてフキフキしながら外装を取りつけていきます。
僕はプレクサスを愛用してます。
プラスチックパーツにも使え、ピカピカにしてくれるのでお気に入り。
たまにヘルメットにも使ったりします。
地味に匂いも好きです。
これを吹くとスチールウールの細かい傷は気にならなくなります。
綺麗になりました。
左がビフォー(洗車のみ)で、右がアフター(スチールウール&プレクサス)。
ちょっと天気が違うので背景が明るくなっちゃってるんですが、シートの色との境目が無くなったのが分かりますかね…。
色褪せた外装が濃くなりました。
フロントフェンダーも細かい傷は残りますが、白っぽい感じはなくなりました。
フェンダーは転けると最初に傷つく所なので…
もっとビカビカにしたい人はコンパウンド等で磨いてみて下さい。
サイドカバーは当然ながらツルピカです。
ボルト穴が小さい為、元々ついていた凹ワッシャーが不要になりました。
マフラーとのクリアランスはギリギリ。
ヒートガードと少し接触してますが、これぐらいの温度には耐えてくれると信じます。
バッテリー側も問題無しですね。
あまり余裕が無い感じでぴっちりハマります。
ロングツーリングに行くかは分かりませんが、荷締め用のナイロンベルトは生やした状態にしておきます。
というわけで一通り最低限のメンテを終えたKLX。
外装が綺麗になると気持ち良いですね。
まだもう少しは戦えそうです。
整備後のコーラが美味い…!
まだ蚊が少ない時期にメンテ出来たので良かったですね。
本当はまだ整備したい所は色々とあるのですが…
(リアサスのリンク周りやフロントフォークのOH、スプロケ交換やキャブ清掃など)
また気が向いた時に、という感じで今年も騙し騙し乗っていこうと思います。
それではまた!よろしくどうぞ。
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