日本一周旅後、完全に放置していたKLX250を乗れる状態にもっていきます。
寒さと花粉でなかなかやる気が起きず、実家の庭で埃と鳥糞にまみれたKLX。
苦楽を共にした旅の相棒に対してこの仕打ちはあまりにも可愛そう…。
というわけでこれからKLXを出来る範囲でメンテナンスしつつ、その記録を残していきます。
今更KLXを現役で乗っている人は少ない&居たとしてもメンテ上級者ばかりな気もするのですが、使っているパーツなんかをざっと流し見して頂けたら幸いです。
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僕のKLXは2006年式(LX250E)です。
半年放置バイクの状態
日本一周の走行距離は18,000km程。
旅の途中は出来る範囲で洗車や注油等をしてきたものの、帰宅後はそのまま実家の庭にカバーもかけず完全放置。
屋根がついているとはいえ、黄砂や花粉で埃まみれになってました。
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日焼けも酷い状態で、シュラウドの色あせ具合がヤバい感じです。
元々はライムグリーンのはずなんですが…。
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サイドカバーも恐ろしく汚れてます。
マフラーの熱で溶けた大穴の存在感が凄い。
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おてもとミラー。野付半島で修理したまんまです。
クラッチレバーも曲がったまま。
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小鳥達の公衆トイレと化していた為、至る所が鳥の糞まみれです。
ガソリンの給油口にダイレクトアタックされています。
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控えめに言ってクソ汚いですね…。
オフ車は汚れてなんぼという気もするのですが、激しいオフロードを走った泥汚れでもないので、ひたすら汚いだけのバイクに成り下がっています。
せめてバイクカバーをかけておけば、埃と鳥糞の被害は抑えられました。
これからはちゃんとカバーぐらいはかけるようにします。
KLXは「闘う4スト」とも呼ばれた、カワサキの数少ないトレールバイクの名車でもあるのですが、今の見た目では戦い終えた感が凄いです。
というわけでこれからもう少し戦えそうな状態にもっていきます。
とりあえず洗車
ざっくり水をぶっかけて埃を落とします。
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洗い終えてもシュラウドとシートの色の差がはっきりしています。
シート自体もサイド部の黒ずみがとれません。
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リアホイール周りは飛び散ったチェーンオイルで汚いまんま。
後からパーツクリーナーで綺麗にします。
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外装は全部とってしまい、個別で洗ったほうが綺麗になります。
外して家に持って帰ります。
フロントフェンダーも真っ白になってますね…。
ちなみにフェンダーは純正ではなく、メイヤーのものをつけてます。
リヤフェンダーはDトラッカーの純正をポン付けしていますが、あっちの方が紫外線に強い気がします。
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外装外しに便利なのが、ドライバー型のソケット工具。
トルクが必要ない所は、最速で外せます。
KLXの場合、8mmと10mmmのソケットがあればだいたいの部品は外せます。
T字やラチェットのハンドルはいりません。
こいつは車載工具として日本一周中も持って行ってました。
超おすすめ。
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今回準備した部品
純正部品があればモノタロウ、無ければAmazonで購入しています。
17年前のバイクになるので、かなり部品も減ってきたな…という気がします。
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ミラーはグリーンサムの可倒式ミラーを使っていましたが、今回はAmazonの安いオフロードミラーにしてみます。
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大穴の空いたサイドカバーも交換します。
純正は結構高かったので、鬼のように安い中華外装を購入してみました。
無事に取りつけられれば良いのですが…
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その他、曲がった純正レバーやブレーキパッド、オイルフィルターなど…順に交換していきます。
チェーン交換
外装は置いといて、今日はチェーン交換だけします。
日本一周中はしっかりと注油してきたはずなのですが、おもいっきり錆びてます…
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チェーンアジャスターはMAXの9まで張ってます。
それでも伸びきってだるんだるんな状態です。
よく帰ってこれたな…
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チェーン交換作業は、センタースタンドがあった方がやりやすいです。
(後からタイヤを前後させてチェーンを貼る作業がある為)
交換するチェーンは前回と同じ、DIDの520DZ2。
またノンシールです。
これだけ錆びてるのに学習しませんね…。
安くてクリップ式だから交換が楽なんです。
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フロントのスプロケガードはジータのものに変えています。
チェーンの錆とルブウンコが混ざってまぁ汚い。
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古いチェーンのクリップは、一度細いマイナスドライバーを刺してハンマーで打ち込むと外しやすいです。
先が細いペンチよりも、太めのプライヤーで挟んだほうが力を入れやすくお勧め。
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クリップを外すと、軸が鬼錆びてました。
マメに注油してきたつもりなんですけどね…そら伸びるわ…
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古いチェーンを引き抜いたら、フロントスプロケ周りを清掃します。
ここが一番時間かかります。
最初にマイナスドライバーでルブウンコの塊を出来るだけこそぎ取り、パーツクリーナーを吹いて拭き取ります。
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ここは元々シルバーだったのか…。
どこまでで妥協するかなのですが、この辺でやめときます。
フロントのスプロケはオフロードを走っていた頃の名残で、13Tに落としてます。
ここのナットが固すぎて外れないので、スプロケは交換出来ません…
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ついでにリヤタイヤのホイールもパーツクリーナーで拭きます。
その後、シャフトのナットを緩めます。
ナットのサイズは27mm。
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新しいチェーンを通し、クリップをつけます。
今回購入したチェーンは110リンクだったのですが、それだと長過ぎる為、チェーンカッターで2コマ落とします。
スプロケのサイズによりますが、ノーマルKLXの場合(前14T、後42T)は108リンクがちょうど良いです。
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中華製の激安チェーンカッターですが、問題無く使えます。
順手って書かれてるんですが、どういう意味なんでしょうね…
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落とすピンの位置を間違えて、2回同じ作業をしてしまいました…。
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あとはリヤタイヤを前に押し込みながらチェーンをジョイントします。
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プライヤーを使ってクリップをはめます。
向きがあるので注意。
進行方向と反対側を入り口にしてつけるようにしましょう。
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綺麗にしたスプロケガートも取りつけて完了です。
このチェーンは最初から油でベタベタなのよね…。
ゴム手袋推奨です。
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サイドスタンドスイッチは放置
日本一周中にいつの間にか折れ曲がっていたサイドスタンドスイッチ。
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プライヤーを使って真っ直ぐに曲げ直そうと考えたのですが、カッチカチで無理でした。
根本はクルクルと回転するみたいです。
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というわけで曲がった先っぽを外側に出してみました。
スタンドを下ろしても全く押される事はありません。
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これはどうしたら良いんだろう…。
スイッチごと交換?
無くても困らない装置な為、このままにしておきます。
こんな感じでマイペースにメンテ記事を上げていきます。
バイクに乗りたての頃は大きなプラモデル感覚でメンテナンスも楽しめたのですが、
今は面倒くさくて仕方無いんよなぁ…。
続きます…
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