どうも、ヒロマスです。
日本一周にかかった旅費についてまとめました。
お金の話が気になる方、多いですよね。
道中で話しかけられた人からは、
「旅費はいくらぐらい?」と質問される事も多かったです。
250ccのオフロードバイクによる148日間の日本一周旅(沖縄除く)でしたが、
だいたいいくら掛かったのか、ご参考までに御覧ください。
ぶっちゃけ節約しようと思えばもっとイケるんですが、
僕はあまり節約は意識せず、
お金を使いたい所では我慢せず使ってきたつもりです。
雨の日も無理せず宿で停滞してました。
148日間の総額
最初に148日間の日本一周旅でかかった総額から。
総額98万3,455円でした。
概算で出している部分もあるので、多少金額は前後すると思いますが、
だいたい100万円くらいです。
予想していたよりも金額は抑えられました。
ちなみに僕はIQOSユーザーですが、タバコ代は抜いて計算してます。
(追加すると8万円ぐらいプラス)
あと、バイク装備やテント等の初期費用は抜いてます。
純粋に旅の期間にかかった費用は、これぐらいになりました。
98万3455円の内訳はこんな感じ。
やはり食費が一番かかってますね…。
順に見ていきます。
宿泊、温泉、洗濯代
宿泊費
当初はキャンプ8割、疲れたら宿を探す…ぐらいのつもりで出発したのですが、
結果的にキャンプ場の利用は全体の3割程となってしまいました。
次いで多かったのが快活(実家)。
宿泊先は様々でしたが、
カテゴリを分けて泊数とかかった金額をまとめるとこんな感じ。
宿泊種別 | 泊数 | 合計金額 | 一泊あたり 平均額 |
---|---|---|---|
キャンプ場 | 44泊 | 22,710円 | 516円 |
バンガロー | 6泊 | 8,360円 | 1,393円 |
ネットカフェ | 30泊 | 89,039円 | 2,968円 |
スーパー銭湯 | 9泊 | 27,150円 | 3,017円 |
ゲストハウス、 ライダーハウス | 16泊 | 26,350円 | 1,647円 |
ビジネスホテル | 14泊 | 43,280円 | 3,091円 |
旅館、民宿 | 13泊 | 37,650円 | 2,896円 |
姉宅 | 14泊 | 0円 | 0円 |
こうして見るとキャンプ場は安いですね。
特に北海道は安い所が多く、無料の所も多かったです。
しかし、キャンプ場やバンガローは、
だいたいどこもお風呂やシャワー代が別に必要になってきます。
加えてテントの設営撤収の手間や寝心地等を考えれば、
キャンプ場泊はそこまでお得な感じはしない、というのが僕の結論です。
この感覚は個人差があると思います。
キャンプならではの楽しさもあるんですけどね…。
というより、宿泊先によってそれぞれメリット・デメリットがあるので、
一概にどれが良いとは言えないです。
本当にどれもアリ。
旅館やビジネスホテルについては、
旅の後半に始まった「全国旅行支援」の恩恵が大きいです。
5,000円以上の宿は40%OFF+地域クーポン券が貰えるので、かなりお世話になりました。
あとは、大船渡市の「泊まってhappy!大作戦キャンペーン」が凄まじくお得だったので、
これが旅館宿泊費の平均額を下げる大きな要因になりました。
こうした自治体のキャンペーンを上手く利用出来たのは良かったですね。
宿泊費については一日5,000円を超える事はなく、
最高値は鹿児島のくり屋食堂
(素泊まり一泊4,650円)でした。
これは泊まる地域や時期によって変動すると思います。
あとは、姉宅にお世話になりすぎですね…。
14泊もしてたのか…。
お陰で一番お金がかかりそうな東京での滞在費を浮かせる事が出来ました。
感謝…!
温泉、お風呂代
お風呂は基本的に宿泊する施設についている時はそこを利用し、
無い時は日帰り風呂を探して入る、といったルーティンでした。
日帰り風呂の料金は0円〜1300円ぐらいの幅で、
だいたい500円前後の所が多かったです。
スーパー銭湯はお値段高めの傾向です。
(そのまま泊まれる所は安くなるんですが)
この旅のお風呂最高値は、
黒川温泉の入湯手形(1300円)でした。
3つの外湯に入れるので、満足度が高かったです。
手頃な風呂が近くに見つからず、
風呂抜きの日もありました。
そういう時はボディーシートで凌ぐ感じですね…。
キャンプ泊をしてると必ずそういう日は訪れます。
夏場は汗だくになるので、ボディーシートは常備しといた方が良いです。
洗濯代
洗濯代は総額8,300円でした。
これを高いとみるか、安いと見るかなのですが…。
コインランドリーにもよりますが、
だいたい1回の洗濯に500円、乾燥機は2回回して200円ぐらいはかかってきます。
無料or格安で洗濯させてくれる宿泊地も結構ありました。
大抵のコインランドリーは洗剤が自動投入されますが、
洗剤は別売りっていう所もいくつかあったので、
トラベル用の小袋洗剤を携帯していると安心でした。
僕は5日分くらいの着替えを持っていき、
限界まで溜めて、まとめて洗濯…としてました。
コインランドリーの洗濯機は、
一番小型のサイズでも5日分の着替えぐらいは余裕で入ります。
持っていく着替えが少ないと、洗濯の頻度が増える事になるので、
結果的に洗濯代が嵩む事になります。
Tシャツやパンツ靴下が数セット増えた所で大して嵩は変わらないので、
着替えは多めに持っていく事をお勧めします。
中には自分で手洗いして洗濯代を浮かす…といった旅人も居ると思いますが、
手洗いの手間は半端ないですし、なかなか乾きません。
結局生乾き臭をばら撒く事になります。
おとなしくコインランドリーを使ったほうが絶対良いです。
っていうかキャンプ場であんまり洗剤使わないでね…。
食費
朝食
朝食の総額は31,500円。
朝食はほぼ菓子パンの人でした。
だいたい150円のパン2つぐらい。
キャンプ場に泊まる時は、朝にご当地パンを食べるのも楽しみにしてました。
旅館に泊まった時は、朝食をつけてもらう事も何度かありました。
朝食が豪華だと、その日に湧いてくる活力が違う気がします。
一番思い出深い朝食は、
大船渡市只野旅館のハイパーボリューム朝飯ですね。
昼食
昼食の総額は136,610円。
夕食よりも昼食の方が豪華だった気がします。
移動に時間を掛けすぎて昼食抜き、みたいな日もありました。
ご当地フード探しに疲れたら、ファストフードも定期的に食べてました。
昼食の最高値は、ノシャップ岬樺太食堂の、
うにだけにうに丼(4,950円)でした。
あれは美味かった…。
2位は浜名湖の千草の鰻重特上(4,100円)です。
夕食
夕食の総額は139,683円。
夕食はラーメン率が高かったです…。
遅い時間でも開いていて、便利なのでつい…。
キャンプ場で食べる時は、
地元のスーパーのお惣菜コーナーを見るのも楽しかったです。
僕はお酒は好きですが弱いので、そんなに量は飲めません。
結果的に酒代は安く済んでいます。
夕食の最高値は、山形市おしょうしな総本店の、
山形郷土料理(4,650円)でした。
お造りや芋煮などですが、美味しすぎて山形県が大好きになりました。
おやつ
おやつ代の総額は55,000円。
その日の飲料(缶コーヒー等)が主です。
その他はソフトクリーム率が高いですね。
ライダーの主食ですので…。
写真フォルダを見るとソフトクリームの写真が多すぎる。
思い返すと色々食べてますね…。
観光、お土産
疾風巡拝代
24個のご刻印が溜まっているのですが、
こちらの参拝総額は15,400円でした。
革バンドの初穂料が3,500円、ご刻印は300円が基本です。
ステッカーが別売りな所もあります。
中にはご厚意で初穂料がかからない所も結構ありました。
観光代(入場料、駐車代など)
お城や博物館等の入館料や、
バイクの駐車場代、電車賃などを合わせると、トータル39,460円。
バイクは駐車無料という所も多かった気がします。
北海道では観光代が全然かかりません。
個人的に入場料たけーな…と思った所は、
横浜のガンダムファクトリー(1,650円)でした。
一応ガンプラも貰えますが、天気が悪すぎたのもありますね…。
お土産代
これが結構多いのですが、
自分用も含め、お土産にかかった金額は118,450円でした。
お土産はほぼ酒かお菓子ですが、
自分用にはコーヒーやステッカーを買う事が多かったです。
バイクで持ち運び出来ない分については、
実家や姉宅へ郵送していました。
旅中は4回程お土産を送っています。
後半は全国旅行支援のクーポン券が貰えたので、
クーポンのお陰でお土産代は浮きました。
臨時費用(日用品、バイクメンテ、フェリー)
日用品
コンタクトの洗浄液やひげ剃りなどの日用品に加え、
寒くなって買い足した防寒着、
コロナの検査キットや間違えて予約した宿泊代など…。
臨時費用の合計は39,800円でした。
バイクメンテ代
バイクのメンテ代は13,000円。
オイル交換3回と、ヘッドライトバルブ交換1回、
プラグとガソリン添加剤の購入1回のみです。
バイクにはもうちょっとお金を掛けた方が良かった気がします…。
西日本編を終えて、一度大阪に帰ったタイミングで
チェーンやブレーキパッド、オイル交換等のメンテナンスはしていたので、
そちらの分は初期費用に含めています。
レバー等の破損した部品は、予備を持ってきていたのでそちらに交換。
タイヤ交換はしておらず、マメに注油はしていました。
旅先で発生したメンテ代は、こんなもんでした。
フェリー代
フェリー代の総額は21,120円。
250ccバイクとの運賃はこんな感じでした。
- 四国汽船 (宇野港→直島港→高松港)
→2,760円 - 国道九四フェリー (三崎港→佐賀関港)
→3,000円 - 三和フェリー (蔵之元港→牛深港)
→1,500円 - 有明フェリー (長洲港→多比良港)
→1,600円 - 津軽海峡フェリー (青森港→函館港)
→7,550円 - 津軽海峡フェリー (函館港→大間港)
→4,710円
距離が長い分、津軽海峡フェリーの料金がお高めですね。
ここはバイクで日本一周する上で削ることが出来ない費用だと思います。
ガソリン代
ガソリンの値段は地域によって差があり、
レギュラーガソリンでも150円〜175円ぐらいの幅がありました。
僕のバイク(KLX250)はタンク容量が7.5リットルしかない為、
ほぼ毎日ペースで頻繁に給油していました。
燃費はだいたいリッター35kmです。
各回の給油金額は把握出来ていないので、
ガソリン単価は平均165円/㍑で換算し、
総走行距離18,207kmから割って算出します。
走行距離18,207km ÷ 燃費35km × 単価165円 = 85,833円
がガソリン代の総額になります。
250ccのバイクなので燃費は良い方ではありますが、
これがリッター50kmを超えるカブなんかの場合は、
単純にガソリン代も半分近くになってくる、という事ですね。
低燃費バイクは強い…。
自転車旅の方はここが0円になりますが、
その分時間と食費がかかると思うので難しい所ですね。
余談ですが、岩手県の盛岡市周辺のガソリンスタンドの値段だけ、
どこも異常に安かったです。なんでだろう…
支払い方法について
支払いは、スマホ決済出来る所は積極的に使ってました。
(クイックペイとPayPay)
地方であっても、意外とPayPayが使えるお店が多くて助かりました。
スマホ決済は支払いが楽なだけでなく、後から振り返るのにも便利です。
家計簿アプリのマネーフォワードを使っているのですが、
スマホ決済した分については、どこでいくら使ったのかが一目瞭然。
マネーフォワードは旅に限らず、普段の生活でもお勧めアプリです。
…と言いつつ、現金で支払いしていた所も多く、
まとめて計算するのに時間がかかりました。
ブログの記事を振り返りながら一日分ずつ、
スプレッドシートに手打ちする事になりました。
旅中にかかった費用を毎日メモしてる旅人も居ました。
尊敬します…
節約を目的にしない
というわけでまとめると、
節約出来る所はそこそこ節約しつつ、
好きな所を観光して、好きなものを食べながら日本一周すると、
僕の場合はトータル148日、だいたい100万円かかりました。
沖縄はまだですが、10万円ぐらいでしょうか…?
ここも離島に行くか行かないかで変わってきそうです。
もっと切り詰める事はいくらでも出来ると思います。
極端な話、観光代やお土産代は0にする事も出来ますし、
宿泊費や食費も自炊を中心にすれば下げられます。
道の駅で野宿し…
公園の水で体を拭いて洗濯をし…
食べる物はほぼ食パンかパスタ…
みたいな生活は確かにお金はかかりませんが、
僕はそういったギリギリの貧乏旅には憧れなかったので、
そこまで節約は意識せず進めてきました。
というか、節約が目的になってしまう旅は、お勧め出来ません。
せっかくの旅の機会がもったいないです。
「ここに来たからには、これは絶対食べておきたい!」とか、
「ここだけは絶対観ておきたい!」といった所が出てくるはずです。
自分にとってお金を掛けるべき所は掛けた方が絶対良いです。
あんまりケチケチすんな、って事を言いたいです。
あとは、雨の日などは無理せず宿に泊まるなど、
体力回復や身の安全にもお金を使いましょう。
無事帰る事が第一ですので…。
最後に各日の費用をまとめた
スプレッドシートを貼って終わります。
1日や1ヶ月単位の平均金額なんかも出しましたが、
地域差がある&姉宅滞在期間はほぼ0円でしたので、
あまりアテになりませんでした…。
それではまた!よろしくどうぞ。
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