【旅に最適な靴はサロモン?】XA PRO 3D V9 GORE-TEX レビュー【SALOMON】

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旅行に行くとき、意外と悩むのが靴選び。
街歩きだけでなく、観光地によっては山道を歩くこともあるし、
レンタカーやバイク等、移動手段も様々ですよね。
できれば何足も靴を持っていかず、1足でいろいろな場面に対応できたら便利だと思います。

今年の壱岐対馬7泊8日の旅で履いていったのが、
サロモンの「XA PRO 3D V9 GORE-TEX」。
トレイルランニング用のシューズですが、
今回は走るためではなく、旅行中の靴として使ってみました。


行き先がかなり自然豊かな土地だった事もあり、
旅中は雨の中での山歩きなどもありました。
歩数は毎日およそ2万歩以上。
実際に使ってみると、想像以上に幅広い場面で活躍してくれた一方で、
気になる点もいくつかありました。

目次

XA PRO 3D V9 GORE-TEX

僕は今回が初サロモンの靴となります。
サロモンは「老舗のウインタースポーツメーカー」というイメージが強かったのですが、
今回の購入にあたり、最近ではトレイル・アウトドア分野でも、
高い機能性とデザイン性をもった製品を多く輩出してるんだな…と思い知りました。

サロモンは沢山のトレイルやグラベルランニング系シューズを展開していますが、
XA PRO 3D V9は、その中でもド定番モデルのトレランシューズなようです。

「V9」というモデル名の通り、
2002年の発売から第9世代までアップデートされてきたようで、
今のところXA PROシリーズは3種類あるみたい。

  • XA PRO 3D V9
     →定番のベストセラーモデル
  • XA PRO 3D V9 LIFELONG
     →アッパーにレザーが使われた高耐久モデル
  • XA PRO 3D V9 GTX
     →GORE-TEX搭載の防水モデル


その中でも、今回はGORE-TEX搭載モデルを選びました。
理由はシンプルにお得感を感じたからです。

ゴアテックス製品ってやたらと高価なイメージがありますが、
サロモンの場合、通常モデルとあまり価格差が無かったんですよね。
1万円台前半(※セール価格)でゴアの靴が買えるんならお得かも…という感じで選びました。


僕は公式サイトから購入しました。
定期的にアウトレットセール等も開催しているようで、
人気が無いカラー等は、割とお得に購入できます。

外観と仕様

カラーバリエーションが豊富なXA PROですが、
その中でもDark Blue / Icicle / Aloeという爽やかカラーをチョイスしました。

グレーやオールブラック等の落ち着いた色が人気だと思いますが、
なんか青い靴が好きなんですよね…


内側と外側でカラーパターンが微妙に変わってます。
このシンメトリーな色使いが個人的に好きです。


アウトソールは、サロモン独自設計のContagripというやつになってます。
全地形でのグリップ力と耐久性に優れたソールみたいです。


ミッドソールには衝撃吸収性と反発力を兼ね備えたEnergyCell+(エナジーセル)を搭載しており、
アウトソールとミッドソールの間には、3D Advanced Chassis(アドバンスドシャーシ)という
薄型の補強材が挟まってるみたいです。
これによってねじれ剛性と踵サポート力がアップするみたい。
よくわからんけど、なんか凄そうです。



インソールは薄め。
踵から土踏まずにかけて周りを覆うようにカップ形状になっています。
爪先側は柔らかいです。


上部にはゴアテックスのタグがついてます。


サロモンお馴染みのクイックレースシステム。
紐を結ぶ煩わしさが無いのは楽で良いですね。


レースの余りは、シュータンの上部に格納するポケットがあります。
(足の甲で止めるゴムバンドはついてないモデルです)

サイズ感・重量

普段は27.5cmのスニーカー(ナイキなら28cm)を履く事が多いですが、今回は28cmにしました。
踵のホールド感はちゃんとありながら、
つま先はわずかに余裕があって良い感じです。

足幅はややタイトで、最初は特に土踏まずの部分が狭いかな…と思いましたが、
馴染んでくると気にならなくなりました。
この靴はワンサイズアップが正解な気がします。


短い靴下を履いてるので、くるぶしに直接あたる箇所もありますが、
内側の生地自体はソフトで、靴擦れなどの心配も無さそうです。

立ってみると、踵が若干高く、体重がつま先側に乗りやすい気がしました。
トレラン用の靴なので、前傾姿勢が取りやすいバランスになっているのかもしれません。

そしてソールが結構硬くてしっかりしてる印象を受けます。
クッション性が低い…わけではないのですが、
ソールの硬さゆえに、ウォーキングシューズのようなフカフカ感を感じられる事はありません。


重量は手に持った感じ、割と軽量に感じます。


念のため、適当に手持ちの靴と重量を量り比べてみました。

左から順の片足重量

  • アディダス TERREX FAST X MID
    (昔富士登山に使った靴)…538g
  • サロモン XA PRO 3D V9 GTX
    (今回のやつ)…390g
  • ニューバランス ML574
    (普通のスニーカー代表)…328g
  • エトニーズ MARANA
    (愛用のスケシュー)…360g
  • キーン HYPER PORT H2
    (サンダル風アウトドア靴)…328g

サイズの違いはあれど、意外とML574が軽いという結果になってしまいました。
この靴のカテゴリ上、比較すべきなのは登山靴とした方が良いのでしょうか…

登山靴に匹敵する程のソールとつま先の頑丈さを備えていながら、
一般的なミッドカッドの登山靴よりは遥かに軽く、
スニーカー並に軽快に履ける靴、という感じだと思います。

旅で使ってみた感想

今回はこの靴をトレラン用途ではなく、旅行用シューズとして履いて行きました。

壱岐・対馬への7泊8日の一人旅。
行ったことがある方なら分かると思いますが、
壱岐と対馬はどちらも山だらけというか、坂道が多い島になります。
基本的には徒歩とレンタカーでの移動がメインで、
毎日2〜3万歩くらい歩きました。

街歩きでも活躍

重たいリュックを担ぎながら坂道や階段を歩く、というシーンが多かったのですが、
踵をしっかりホールドしてくれるので、左右の横ブレが少なく、安定して歩く事が出来ました。

ただ舗装されたアスファルトの上では、ソールの硬さが少し気になります。
ダイレクトに地面を蹴って進む感覚というか…
街歩きにはちょっと硬すぎるかな、という印象。
つま先部分はしっかりと曲がってくれるので、歩きにくさは感じません。


博物館などで長時間立ちっぱなし、というシーンもありましたが、
靴の内部が崩れる事なくしっかりと体重を支えてくれてるお陰か、ずっと快適でした。

長時間履いていると、
クッション性重視のウォーキングシューズよりも、
少し硬めな方が疲れにくい気がします。
翌日の腰や膝への負担軽減が実感できます。

山道でのグリップ力

今回の旅では爆風雨天の中、山道を歩く機会がありました。

こういった路面だとソールの硬さは感じず、ちょうど良いと感じます。
不安定な足場でもしっかりと足全体をホールドしてくれるので、
シューズ内部でのブレも抑えられ、安心して足を運べます。
つま先が頑丈にできているので、誤って石を蹴っても全く痛くありません。
この靴での山歩きは快適そのものでした。

ソールのグリップ力も、基本的に問題無しです。
土や砂利、岩場などあらゆる路面でのグリップ力の良さを体感出来ました。
ただ濡れた硬い岩では、若干滑る時もありました。

ゆっくり歩けば大丈夫

雨天時は快適

旅中は天気が悪く、雨に降られることが多かったのですが、
そんな状況で頼りになったのが、ゴアテックスによる防水性でした。
長時間雨の中を歩いても、靴の中に水が入ってくることはなく、靴下もまったく濡れませんでした。

多少の水たまりに突っ込んでも平気

一度靴下が濡れると、足元が気になって旅を楽しめない…ということもありそうですが、
今回はそうした不快感がなく、雨の中でも快適に観光できました。

旅先では必ずしも天気に恵まれるとは限らないので、
そんなときのゴアテックスは大きなメリットですね。

車の運転も問題無し

今回の旅ではレンタカーも利用しました。

ソールの硬さから、運転するときに違和感があるかも…と思っていましたが、
実際には特に問題なく運転できました。
(というより、慣れます)

着脱のしやすさ

宿泊先からちょっと外出する時など、
サンダル等があれば履き替えるシーンがあると思うのですが、
今回の旅ではサンダルは持って行かず、この靴一足だけでやりくりしてきました。

クイックレースをゆるゆる状態にしておけば、
スリッポン的な履き方で簡単に脱ぎ履き出来て楽でした。
(ゆるゆる状態でも、歩いていて簡単には脱げない)

サンダルはあると楽ですが、無くても別に困らなかったです。
荷物の容量も減らせました。

気になった点

実際に旅で使って気になった点についても書いておきます。

リラックスして履く靴では無い

しっかり歩くには頼もしい一方で、
宿に着いてからのリラックスシーンでは、
あまり履きたくないかな…とも思いました。

実際、宿ではレースを緩めて履いたりもしていたのですが、
良くも悪くも、ソールがカッチリとした履き心地の靴なので、
リラックスは出来ないです。

真夏は蒸れるかも

今回の旅は夏場だったこともあり、少し気になったのが内部の蒸れ。
透湿性の高いゴアテックスモデルとはいえ、暑い時期に長時間歩いていると、
若干蒸れるように感じることはありました。
(※めっちゃ不快なレベルにまではなりませんでした)

通気性の高さでいうと、通常モデルのXA PROに軍配が上がりそうです。
ここは防水性とのトレードオフな気もします…

レースの余りが面倒

クイックレースの締め具合ですが、
しっかりフィットさせようとして締めすぎると、
痛みが出たりして、逆に疲れやすく感じることがありました。

また、締めた後の「レースの余りをポケットに入れる動作」が煩わしくなります。
靴を脱ぐ時も同様に、ポケットから取り出すのが面倒くさい…

というわけで旅の後半は、レースはゆるめのまま歩く事が増えました。
しっかり歩く時は、ほどほどに締めましょう。

バイク旅には不向きかも

シフトチェンジが無いスクーターの運転は、問題なく快適です。
ですが、ペダル操作を行うバイクには向かない靴だろうな、と想像します。


そのまま使うと、シフトチェンジ時にクイックレースが簡単に切れそうです。
シフトガードを装着しないと厳しいんじゃないでしょうか。
これをつけて走る事が苦でなければ、バイク旅にも全然アリなはず、です。


僕だったら万が一切れた時用に、予備のレースも持って行くと思います。
(特殊な紐なので、現地調達が難しいのがデメリットかもしれません)

耐久性に期待

旅から帰った後のソールがこちら。
舗装路や岩場を結構歩いてきたつもりですが、ソールは全然減ってません。


まだ長く使用していないので耐久性は不明ですが、
感覚として割と耐摩耗性にも優れているのかな、という気がします。
前モデルのV8からここは改良されてるみたいですね。
これからにも期待。

どんなシーンでも卒無くこなす万能シューズ

天気は今ひとつの旅だったのですが、
それでも割と快適に過ごせたのは、この靴のお陰だった所があります。
街歩きから雨天のハイキング、原付やレンタカーの運転まで、
旅行用の靴として幅広い場面に対応できたのは大きな魅力だと感じました。

これ1足で全てこなせる万能性がある為、
旅の荷物も最小限で済むのが良いですね。
トレランシューズというジャンルではありますが、
旅人にとっても有力な選択肢になる靴です。

釣り靴としても有能

余談なのですが、釣り用途で履いていく靴としてもかなり調子が良かったです。
どんな路面でも歩きやすく、多少の水も平気で、足場の悪い場所で長時間立っていても疲れにくいです。


特におかっぱりのバス釣り等で、ランガンするにはもってこいだと思いました。
釣り専用の靴にしちゃっても全然良いのでは…
(※ヌルヌルの磯場は滑りそうなのでお勧めしません)

旅行用の靴として、どんな人におすすめ?

XA PRO 3D V9 GORE-TEXは、特に次のような人に向いていると感じました。

この靴がおすすめな人

  • 旅行中にたくさん歩く人
  • 街歩きだけでなく、山道や自然の中も楽しみたい人
  • 雨の日でも観光を楽しみたい人
  • 旅行の荷物を減らして、靴を1足にまとめたい人
  • クッション性よりも、しっかりした歩き心地を好む人

特に釣りやハイキング、キャンプ等のアウトドアアクティビティを含んだ旅をする人には、
おすすめの一足だと思います。

一方で、暑い季節の蒸れが気になる人や、柔らかくリラックスできる履き心地を求める人は、
ほかのモデルとも比較してみるといいかもしれません。


あとは、この靴の見た目が気に入るかどうかですね。
サロモンの靴全般に言える事ですが、
テック感が強過ぎてダサく感じる人が居るかもしれません。
(多分クイックレースのせい)
僕は地味すぎず派手すぎず、程よく格好良いなと思って履いてます。
カラー展開が豊富なのも良いですね。

普段履きとしてはちょっと硬すぎると感じる事もあるので、
次はもう少し街履き寄りのサロモンシューズを試してみようかな、と思ってます。
(同社のXC ROAMとかが気になってます)


サロモン、良いですね。
沼りそうです。
よろしくどうぞ。

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