沖縄に居座っている台風のせいか、秋雨前線の影響なのか…
一日中爆風+横殴りの雨という厳しいコンディションになりました。
そんな中、レンタカーで対馬の南半分をなんとか回ってきました。
対馬の道路は離合も困難な細い道ばかりでした。
さらに道の至る所で落石&木の枝が落ちまくり…という状況だったので、
運転だけでかなり神経をすり減らす一日となってしまいました。
でも念願だった金田城跡にも行けたので結果オーライですね。
雨の厳原港
軽く二日酔いな感じで6時前に起床。
体が重い…

イチノコーヒーと対馬醤油の焦がし醤油プリンを頂きます。
寝ぼけていたのでプリンの味をあまり覚えてません…
濃厚で美味しかった気がします。

今日は雨予報です。
雨自体は大したこと無いんですが、風がとにかく強そうで憂鬱です。


部屋の鍵をフロントに置いて出発。
邪魔だと思ってたけど、やっぱり折りたたみ傘は持ってきて正解でしたね。


南下してフェリーターミナルを目指します。

レンタカー屋さんに迎えに来てもらう為に、ここまでやってきました。
7時前でしたが、厳原港はこの時間でも人はパラパラ居てました。


対馬でレンタカー
7時ちょうどにお迎えの車が来ました。
僕の他に2人のお客さんと同乗して厳原港を出発。

今回お世話になるレンタカー屋さんは「対馬でレンタカー」さんです。
(そのまんまのネーミングですよね)
店舗は厳原港と対馬空港の間くらいの場所にあります。
だいたい20分ぐらいで到着しました。


これから3日間相棒となる真紅のハスラーちゃん。
壱岐のビーノに続いてまたこのカラーリングやんけ…

他にも軽自動車のラインナップは色々あったのですが、
電話越しで「ハスラーはカーナビ付いてますよ」という事だったので、
「じゃーそれでお願いします」という流れでハスラーになりました。
(車のこだわり一切無し)
雨に打たれながら元々の傷確認を最初にします。
濡れてて全然分からないっす。

キャンペーン中らしく、1500円分のQUOカードをくれました。
ありがたい…のですが、使えるお店が少ないからあまり嬉しくないかな…


免責補償などを付けて、料金は3日間で17000円程となりました。
結構お安い方なんじゃないでしょうか。
後日書きますが、急な予定変更にも快く対応してもらえましたし、
店員さんは親切で愛想良く、頼りになります。
またフェリーや飛行機の発着に合わせて、
かなり早い時間でも迎えに来てくれたりします。
ハスラーは最後まで全く文句のつけようが無い走りをしてくれました。
というわけで、お勧めのレンタカー屋さんです。
金田城跡へ(車)
悪天候でも行けるんだろうか?とかなり迷ったのですが、
とりあえず入口まで様子を見に行こうと、金田城を目指す事にしました。
(様子を見に行った時点で引き返せない事を、この時はまだ知らない…)
県道24号を曲がってローカル感漂うコンビニへ。
水だけ買います。

駐車場がオフロード過ぎました。
いきなり借りた車が泥々になってしまった…

県道24号は、普通の道です。
快調に金田城入口の曲がり角まで来ます。
ここからが割と地獄。
離合も困難な山道が続きます。

道幅的に軽自動車以外はキツいと思います。
もし対向車が来たら、離合ポイントまで数十メートルは坂道バックしないといけません。
運転に余裕が無さ過ぎて写真撮れませんでした。
で、この道の至る所で倒木があったんです。
(多分この爆風のせい)
車を止めて、木をどかして進む、という作業を4回ぐらい繰り返しました。
地元民でもない俺がなんでこんな事をしてるんだろう…
そもそもこの道で合ってるんだろうか…
だんだん不安になってきます。
でもUターン出来るスペースすら無いし、もう前に進むしかありません。
「一人は心細過ぎる…誰か来てくれ…でも対向車は困るから来ないでくれ…」
と車内で叫び続けた果てに、駐車場に到着しました。
駐車場…?

駐車場と呼べるのか微妙なのですが、
車3台ぐらいなら止められるかな、という感じのスペースがあります。
ようやく城山登山口に着きました。
たどり着いた喜びよりも、やっとUターンできる!という安堵で一杯でした。
倒木をどかしていた時から薄々気づいていたのですが、先行車は0。
誰も来てないっぽいです。
そりゃこんな天気ですもんね…


運転に自信がない方はマジでやめといた方が良い道でした。
(レンタカーならなおさら気を使います)
金田城城山へ
金田城(かなたのき)。
ゴーストオブツシマをプレイした人なら、一度は訪れたい場所なんじゃないでしょうか。
僕も例に漏れずそれで、今回の対馬旅行でも一番の目的地としていました。
私も叔父上を救いに行かねば…
爆風+雨の最悪のコンディションなんですが、行ける所まで行ってみる事にします。

山頂までは、割とガチめのハイキングになります。
ずっとこんな感じの路面です。
今こそニューシューズの真価を発揮する時。

先が見えない山道を怯えながら歩くこの感覚、
本州最東端の魹ヶ崎を思い出します。
ゴーストオブツシマでは頻繁に遭遇する熊さんですが、
対馬に熊は生息してません。
これが唯一の救いでした。いたら終わってます。

10分ぐらい歩いて、ちょっと開けた所に出ます。
奇跡的に雨は止んでるタイミングでした。
城壁の石垣が残ってます。
最初の癒しポイント。


南門跡はちょっと本線から外れた場所にありました。
城門や石垣の位置から、かなり壮大な城だったんだな…と想像出来ます。


しばらく歩いて休憩ポイントに着きます。
まだ山頂まで1/3ぐらい。

基本的に一本道ですし、案内板もあるので迷うことは無いと思います。
ちょいちょい石垣を見る事になります。

爆風のせいで案内板が明後日の方向を向いてます。
こういうトラップもあるので注意。

旧軍施設跡までなんとか辿り着きました。

金田城は、662年の白村江の戦いに敗れた天智天皇が、唐の侵攻に備えて築いた古代山城です。
続百名城にも選出されてるみたい。
明治時代になると、陸軍がロシアの旅順艦隊やバルチック艦隊に備え、城山砲台を築いたようです。
鎌倉時代はすでに廃城になっているので、
ゴーストオブツシマでの金田城はおもいっきりフィクションな感じです。
それでも良いんです…

ここがゴール、では無いんですよね…
10分程、さらに爆風の坂道を上がってようやく山頂に辿り着きます。
ちなみに城山は「しろやま」ではなく「じょうやま」と読みます。
失礼しました。
なんとか登頂できて感無量です。
駐車場から山頂まで、1時間程の道のりでした。
天気が良かったらまた違う印象だったんでしょうね…

少し降りると砲座跡があります。

軍の建物?の中はめっちゃ綺麗でした。
住めるレベル。



どうでもよいのですが、倒木の根の部分が雨よけになりそうなこの感じ、
すごくゴーストオブツシマ感がありました。

帰り道の途中で、日本人の女性と外国人カップルの3人組とすれ違って挨拶します。
ようやく人に会えて泣きそうになりました。
出来ればもうちょっと早くに会いたかったです…
無事下山して駐車場に到着。
3人組が乗ってきたと思われる車も止まってます。

なんかトイレがあるみたいなので、記念に用を足していきます。

対馬トイレカー。
脚立に乗って入る感じでした。
明かりのボタンは手洗いの下にあるのでご注意を。


そしてまた対向車が来ない事を願いながら、なんとか下山しました。
ここまで来ると一安心。
出来れば複数人で行きたい所ですね…

小茂田浜神社
そのまま県道24号を西へ…と思ったら通行止め。
そして横殴りの雨と車が激しく揺れるレベルの爆風。これは酷い…

仕方がないので、メインロードの国道382号に戻り、
一本南の県道44号から小茂田へ向かいました。
小茂田浜へ到着。


ゴーストオブツシマ最初のシーンの場所。
誉れが死んだ浜ですね。
文永の役では、
元軍900隻、総勢2万5000の軍勢が襲撃してきたのに対し、
宗氏初代の宗資国(そうすけくに)が親兵80騎を含めた総勢400名で迎え撃った…
という壮絶な場所です。


綺麗なビーチです。
実際の激戦地は1km程先の場所だったみたい。

浜のすぐ隣に小茂田浜神社があります。

宗資国と共に討ち死にした80名が祀られた神社です。
ちなみに宗資国が、ゴーストオブツシマでの志村殿のモデルになってるみたいです。
叔父上…!

甲冑姿の参加者が練り歩いて慰霊する、小茂田浜神社大祭が毎年開催されているそうです。
また資国の首と胴体は、お首塚・お胴塚に別々に埋葬されてるみたいです。


雨で濡れた神社って、かなり雰囲気出ますね。
御祈りさせてもらいました。

砲弾もお供えされてました。


例によって周りは誰もいません。

対州そば 匠
ちょうどお昼になってました。
そういえば昨日「対州そばも食べておいた方が良いよ〜」という話を聞いてたな…
という事で小茂田浜から少し東にあるお蕎麦屋さん、対州そば 匠へ。
(「体験であい塾 匠」が正式名称のお店かもしれません…)


地元のお年寄りで賑わっていました。
対馬の郷土料理が食べられるようなので注文してみます。

いりやきそば。
鶏肉や魚介類を椿油などで「炒る(いれる・いる)」ことから名付けられたみたいです。
温かいそばに、地鶏の野菜炒めが乗ったような見た目。
地鶏は豪快に骨ごとぶつ切りにした感じで、めっちゃ骨が出てきます。
脇のお皿はガラ入れに使う感じで合ってるのかな…

そば自体は、結構柔らかめに感じました。
出汁のやさしい甘さが染みます。
雨で冷えきった体にちょうど良かったですね。

椎根の石屋根倉庫
小茂田浜から南下すると、すぐに垣根の石屋根倉庫が現れます。
瓦ではなく、板石を屋根にしちゃった倉庫。
雨風や火事に強く、今でも保管庫として使われてるみたい。
何軒かパラパラと石屋根の建物がありました。


車を降りて見たかったのですが、雨風が強すぎて…
遠目から写真だけ撮ってすぐに去りました。

多久頭魂神社(豆酘)
そのまま南下して豆酘(つつ)へ向かいます。
椎根から豆酘まで向かう道は、地獄のようでした。
ほとんど道が細く離合もUターンも出来ない上に、
山をいくつ越えるんだというアップダウンが続き、
さらに落石と倒木のオンパレード。
そしてカーナビは機能しません。
二度とレンタカーで通りたくないです…
(バイクだったら楽しい道かもしれません)

上槻漁港のあたりだけ、少し開けた道で安心しました。
でもこの辺も爆風です。

豆酘の集落までやってきました。
「御神木が凄いからここは行っとけ」と言われてた神社へ向かいます。
にしても道ほっそいな…

なんとか駐車場に到着。
駐車場の入口も割と狭いです。

到着したのが、多久頭魂神社(たくずだまじんじゃ)。
対馬独特の神様(天道信仰)をお祀りしている古社みたいです。

境内は結構広いです。


木々に囲まれ、ザ・パワースポットという感じ。
鳥居をくぐった瞬間空気が変わります。
ゴーストオブツシマっぽさはめっちゃありますね。

雰囲気が漂いまくっているので、
誰も居ないはずなんですが、誰かに見られているような…
歩いてるうちにちょっと怖くなってきます。

奥には立派な本社があります。
が、無人っぽいです。

急に雨風がえぐい。

本社の横に御神木の大楠があります。
大きなコブが迫力ありますね。

後から知りましたが、この近くには不入坪(イラヌツボ)という
対馬のオソロシドコロのひとつ(禁足地)があったみたいです。
なにそれ怖い…
ちなみに「多久頭魂神社」と名のつく神社は、他にも対馬にいくつかあります。
鮎もどし自然公園
本当は豆酘崎まで行きたかったのですが、
悪天候と豆酘の道の細さに心折れました。
国道方面に帰りたいと思います。
途中で休憩した鮎もどし自然公園。

ここのトイレも石屋根っぽいですね。


橋が掛かっています。

結構しっかりした橋で、高い所が苦手な僕でも普通に渡れます。

川全体が天然の花崗岩でおおわれています。

おもいっきり滑りそうなので、下まで降りるのはやめときました。


ここもゴーストオブツシマの聖地ですね。
「家族橋」っていうミニイベントの所です。
ゲームでは崖から飛び降りて蒙古の弓兵をバッサバッサ斬り捨てるんですが、
実際はゲームの1/5ぐらいの高さでちょっと拍子抜けします。

スーパーサイキ
国道382号まで戻ってくると、快適すぎて気が抜けます。
やっぱりちゃんとした道路って大事やな…
快調に飛ばしてサイキ美津島店に到着。
恐らく対馬で一番大きなスーパーですね。

吉牛のキッチンカーが止まってました。

かなり賑わってるスーパーでした。
対馬で一番人を見たのが多分ここ。
品揃えも豊富で便利だと思います。
対馬に来た人は皆一度はお世話になるはず。
2階はなぜか無印良品があります。
しかも結構広い、ちゃんとした無印でした。


ゲストハウス&カフェ やまぼうし
空港の下の道をくぐって大船越へ。
良い感じの橋を渡ってから下に降ります。

本日のお宿、ゲストハウスやまぼうしさんに到着。
チェックインさせてもらいます。

オーナーのセルフリノベ+クラファンで出来上がった、
カフェ兼バー+ゲストハウス。
新しくてピカピカです。
対馬で一番おしゃれな所かも…

ドミトリー6名分の部屋と個室があります。
今日のドミトリー宿泊者は僕一人だけみたいです。


タオルは1枚ずつ使って良いそうです。
寝具から何からとても清潔です。


アメニティも充実してます。
カフェスペースの隣は、宿泊者が自由に使って良いゾーンみたいです。
飲食はカフェスペースで。


目の前は海上テラススペースになっています。
宿泊者は自由に使って良いよ〜との事。
釣りも出来るみたいです。
この天気じゃなかったら満喫させてもらうのに…

イケメン美女の若いオーナー御夫婦が経営されてます。
旅好きな方で、世界一周旅行もしてるみたい。
とてもお話し上手で、素敵なお人柄の御夫婦です。

カフェのみの利用もとてもお勧めです。
窓から大船越瀬戸の水路を眺めてるだけで癒されると思います。
つしま焙煎所のコーヒーも飲めます。
万関橋
ちょっと時間があったので、万関橋まで行ってみました。

明治時代に軍事上の理由から開削して架けられた橋。
そこから整備工事を重ねて今の橋は三代目のようです。


ここも爆風。
標識がぶるんぶるん揺れるレベルです。
展望台まで行こうと思ってたのですが、諦めます…
肴や えん
空港の方に戻って周辺を散策。
長板浦港でぼーっとします。
ここから豊玉の方に渡れる船も出ているみたいですね。

夕食は空港近くの肴や えんさんに入店します。

対馬の海で養殖している丸徳鯖が人気らしいお店。
かなり賑わっていました。

海藻を食い荒らす厄介者のイスズミを美味しく食べよう、
というプロジェクトが進められているみたい。

気になったので頼んでみました。
そう介のメンチカツ定食。
ごはんは大盛りで。

メンチカツは熱々で身もプリプリ。
めっちゃ美味い。
どんな魚もすり身にして揚げたら美味しくなる説。
今では対馬の学校給食にも取り入れられてるみたいです。

地味にみそ汁と海苔の佃煮も美味しかったです。
新婚さんと英会話パーティー
スーパーサイキで朝食を買ってやまぼうしに帰ります。
やまぼうしさんのカフェスペースは22時までバーとして営業してます。
ささっとシャワーを浴びて出てきたタイミングで、
外国人と日本人女性の3名がご来店。
よく見ると、今朝金田城の帰り道ですれ違った3人組の方でした。

新婚の外国人カップルと、そのガイドさんだったようです。
外国人カップルのお二人は昨日もやまぼうしに泊まっていて、
今日もこちらの個室に宿泊する、との事。
ガイドさんが新婚祝いにウエディングケーキを用意されていて、
なぜか僕もご馳走になってしまいした。
そして英会話限定のパーティーが急に始まります。
フランス系カナダ人カップルのジェイコブとシャーリーさん。
新婚旅行として、
北海道→名古屋→京都→大阪→福岡→対馬→東京と周ってるらしいです。
なぜ初めての日本旅行で対馬がチョイスされているかというと、
ジェイコブさんが熱狂的なゴーストオブツシマファンだから、だそうです。
なるほど…だから金田城にも行ってたのか…
ゴーストオブヨウテイもやりこんでいるらしく、
北海道での聖地巡りも楽しまれたそうです。
ガイドさんはもちろん英語ペラペラ、
やまぼうしのオーナーさんも手慣れた感じで英語を話されてます。
アウェー感漂いまくりな僕は、
ルー大柴イングリッシュでゴーストオブツシマネタを捻り出し…
なんとかその場を切り抜けました。
(余裕無くて全く写真撮れませんでした)
これぞ、ゲストハウス!といったインターナショナルな経験でした。
貴重な体験をありがとうございます。
皆、ゲストハウスに泊まるんなら、
ちょっとは英語喋れる方が良いぞ…
夜通し爆風
ガイドさんは比田勝の方に住んでいるそうで(この方も移住組の方)、
強風吹き荒れる中、夜に帰宅されました。
明日も一日中爆風予報…

オーナーのお話によると、この爆風で飛行機は欠便、
韓国からのフェリーも3日間欠航が決まったそうです。
だからどこも閑散としてるのかな…?
対馬に上陸してから韓国人を一度も見てません。
ジェイコブ夫妻は明日飛行機で福岡→東京と移動する予定だったのですが、
急遽朝一タクシーで厳原港からフェリーに乗る事にしたそうです。
僕も明後日の夕方飛行機に乗る予定なのですが、無事帰れるのでしょうか…

とりあえず明日は対馬の北半分を回ってみます。
それでは〜



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