念願だった日本最西端の与那国島に行ってきました。
沖縄本島よりも台湾の方が近い島です。
与那国島の道はのどかで、程よいアップダウンが続くので楽しいですね。
忘れられない一日となりました。
本日のルート
バスで石垣島空港へ戻り、与那国島へ。
与那国島での原付走行距離は30km程でした。
RACで与那国へ
今日はなかよしパンからスタート。
沖縄のご当地パンですね。
またゲンキカフェで流し込みます。
昨日の日焼けのエグさに驚きます。
手遅れ感がありますが、入念に日焼け止めを塗って宿を出発。
フェリーターミナルに到着後、気になっていたマリヤシェイクを飲みます。
上にかけるシロップを選べるのですが、マンゴーにしてもらいました。
生乳をそのまま飲んでいるような乳感。
美味しいです。
船内へのシェイク持ち込みは禁止のようです。
今日は船には乗らず、直通バスに乗り込んで石垣島空港へ。
石垣島から与那国島への移動手段は、
RAC(琉球エアーコミューター株式会社)からのプロペラ機に乗るか、
毎週火曜日と金曜日に出港しているフェリーよなくに(ゲロ船)で行くかの二択です。
前者なら30分、後者は4時間程かかるようです。
10時過ぎ出発の飛行機に乗ります。
プロペラ機は意外と格好良い。
でも小さいですね。
全体で(2席+2席)×20列ぐらいの席数です。
非常口横の席になった為、足元は広々です。
左右の幅は狭いです。
緊張しながらテイクオフ。
CAさんが沖縄のビラをくれました。
レアな標識も見つけてみたいですね。
西表島上空を飛んでいきます。
割と高度は低めですね。
晴れていたので綺麗に見えました。
意外と揺れは少なかった気がします。
与那国ホンダ
30分のフライトはあっという間です。
与那国空港へ到着すると、予約していたバイク屋さんが迎えに来てくれていました。
ゆるい感じの良いおっちゃんです。
今回お世話になる与那国ホンダさん。
ご夫婦で経営されているようです。
こちらでお借りしたピカピカのTACT君が本日の相棒。
ヘルメットも貸してくれます。
料金は1日3000円。
この前カゴが便利過ぎました。
与那国島もカギは挿しっぱなしでOKっぽいです。
(盗んでも仕方が無いよね…)
ナンバーが与那国町。
イカしてます。
与那国マップをもとに、奥さんが丁寧に説明してくれます。
一周で27kmの距離だそうです。
まっすぐ進めば1時間程で回れてしまいますね。
東崎展望台
TACTは軽快に進んでくれます。
注意するポイントは馬止めの道(テキサスゲート)ですね。
島に数箇所あり、ここだけゆっくりまっすぐ通過する必要があります。
与那国島の最東端、東崎。
「あがりざき」と読みます。
道はうんちだらけ。
いきなり牛の大群とすれ違います。
開放的で凄まじく気持ち良い所です。
風は強め。
灯台の手前で馬が草を食べてます。
与那国馬は、日本の在来馬の中で最も小型だそうです。
看板の馬よりも、実物は結構お腹がボテッとしてます。
おとなしくて可愛い…
皆日陰で休んでました。
先っぽからの眺め。
柵?旗?の跡がありましたが、どれも朽ち果ててました。
軍艦岩と立神岩
そのまま海沿いを流して軍艦岩へ。
琉球の風の碑がありました。
1993年のNHK大河ドラマらしいです。
Googleマップ上では軍艦岩となっているのですが、正式には一帯をサンニヌダイというみたい。
多分右側が軍艦岩。
もっとよく見えそうなポイントには、柵がはられて行けませんでした。
そのまま立神岩の展望台へ。
与那国島のシンボルのような岩。
きのこっぽい。
ちょっと遠いですね。
もっと近寄れる展望台にも行ったのですが、ここからだと角度がいまいちでした…。
もう一つ、人面岩の展望台なるものがあったのですが、
バイクを降りてからとんでもない山道を延々と歩くことになり、途中で諦めて引き返しました。
汗だくになっただけでした…。
楓食堂
汗だくのまま、お昼ごはんを食べられる所を探して集落へ。
楓食堂さんにピットインしました。
畳スペースもあり、落ち着く店内。
女将さんが一人で切り盛りされていました。
非常に優しい方です。
お勧めを聞くと、こちらの名物はあざみ麺だそうです。
与那国島に生息しているイリオモテアザミの粉を練り込んだ麺との事。
あざみそばの定食を頂きました。
おにぎりにもずく、梅酢レンコン、イカときゅうりの酢の物、自家製ジーマミ豆腐。
そばのような黒い色の麺は、うどんに近い食感です。
お肉も柔らかく、美味しく頂きました。
食後にアイスコーヒーもオマケしてくれます。
Dr.コトー診療所
食後にDr.コトー診療所まで。
楓食堂のすぐ裏にあります。
診療所の手前にヤギが繋がれています。
ドラマのまんまの雰囲気ですね…
中島みゆきのあの歌が脳内で流れます。
受付は無人です。
勝手に入館料払って入れっていうスタンス。
タッパーにお釣りの現金入れっぱなしで放置されてるんですが…いいのかこれ…
タッパー内に300円を追加して入場券も頂きました。
スリッパに履き替えます。
先生がよく乗ってるチャリと旗。
診察室。ドラマのまんまです。
カルテっぽい紙も数枚挟まってました。
こういう所までちゃんと準備してるんですね…
患者用のベッド。
カーテンに吹き込む風が雰囲気MAX。
かなり昔にシーズン1のドラマを見たっきりで、最近の映画などは知らなかったのですが、それでも楽しめました。
日本最西端の地
楓食堂のアイスコーヒーが効いたのか、猛烈な腹痛に襲われて比川地域共同売店へ。
九死に一生を得ました。
売店ですが、お土産も販売されています。
与那国ステッカーとDr.コトーコーヒーをここで購入。
コーヒーの製造所は福岡県でした。そりゃそうよね…
そのまま海沿いの道を走って西へ。
途中大きなエビの養殖場がありました。
道の至る所馬だらけ。
芝生は綺麗に刈られています。
そうこうしているうちに最西端の西崎展望台に到着。
「いりざき」と読みます。
何故かカジキがいます。
少し坂を登ると、日本最西端の碑があります。
これで本州本土四極に続き、日本の四極を踏破出来ました。
飛行機&レンタルバイクで来た為、苦労して自力で到達したぞっていう感覚は正直薄いかもしれません。
それでも良いのよ。
そんなに頻繁に来れる場所じゃないからね…
沖縄本島まで520km、台湾まで111km。
ほぼ台湾の場所です。
久部良バリ
また海沿いを走って久部良漁港へ。
フェリーよなくにで来た時は、ここがスタート地点になりそうです。
綺麗な漁港です。
誰もおらず、サビキ釣りがしたくなります。
久部良中学校裏の駐車場に止めます。
大きな学校ですね。
日本最後の夕日が見える丘。
ここで夕日が見たかったのですが、飛行機の時間的に日帰りでは難しそうです。
与那国島は宿泊先を抑えるのが大変です。
一泊したかったなぁ…
快晴で眩しかったです。
ここはクブラバリ一帯と呼ばれています。
非常に綺麗な所なのですが、
人頭税制度による人口制限の為、村の妊婦を集めて割れ目を飛ばせていたという悲しい伝説があります。
バリは割れ目の意味だそうです。
問題のバリがすぐ隣にあります。
深さ7、8メートル程らしく、柵も何もありません。
周りは誰もおらず、うっかり足を滑らせると大変危険そうな場所ですのでご注意を…
ダンヌ浜
そこから北上して島の左上、ダンヌ浜へ。
まぁまぁ綺麗な浜です。
既にもっと綺麗な浜を見ているので、感覚がおかしくなってきます…
こちらは公衆トイレがお洒落な感じで、入り口越しに浜が見える映えスポットとして有名なようです。
映え写真チャレンジをしてみましたが、微妙…。
ちなみに男女ともトイレの使用は不可になってました。
謎の実がなってました。
これ何の実なんでしょうか…?
そこから与那国空港へ戻ります。
これでちょうど一周出来た感じです。
17時頃だったのですが、空港内のお土産さんはほぼ閉まっていました。
唯一開いていた空港の売店で日本最西端の証明書を購入(500円)
波照間島となんだか似てますね。
与那国ホンダ向かいのENEOSでガソリンを満タンにして返します。
ガソリン代はわずか130円でした。
バイクを返すと、奥さんが空港まで送迎してくれました。
18時半発の便に乗って石垣島に帰ります。
帰る頃には、結構雲が増えてきてました。
またプロペラ機に乗り込みます。
天気が悪ければ印象も変わったんでしょうね。
幸運にも晴天の波照間と与那国を拝むことが出来た為、僕としては大満足でした。
和音くんとなかゆくい
19時過ぎに石垣島空港に到着。
この時間帯でもフェリーターミナルへ向かうバスはちょいちょい来ます。
飛行機を降りるタイミングで、「日本一周してるんですか?」と声をかけられます。
振り返ると、常にニコニコしている爽やか青年が一人。
僕と同じく一人旅中らしい、和音くん(@Kaz526hogwarts)でした。
リュックにつけていた雪月花廊の札が気になったようです。
帰りのバスで話しながら、そのまま流れで二人で晩メシ。
なかゆくいに再度入店しました。
イラブチャーの刺し身や島らっきょうの天ぷら等を注文。
あまり覚えてませんが、八重泉も美味しかった気がします…
和音くんは卒業旅行として八重山に来ているそうで、
昨日は波照間、今日は与那国を自転車で回っていたそうです。
俺と同じルートやん…。
昨日もどこかで会っていたのかもしれませんね。
沖縄旅でこういった出会いがあるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
ありがとうございます…!
解散後、良い気分で宿まで歩いていると、突然土砂降りに…
猛ダッシュでおり姫の宿に帰還、シャワーを浴びて爆睡しました。
与那国、良かったなぁ…
明日は石垣島をのんびり散策します。
それでは〜
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