自宅での作業用椅子をオフィスチェアに買い替えました。
Steelcase社のSeries1というオフィスチェアです。
日本一周旅から帰ってからは、
家に引きこもってブログや動画整理、
ゲームなんかをしていたのですが、
そこで気になったのが椅子です。
長時間座るとお尻と腰が痛くて集中出来ない…。
ただでさえお尻が痛いオフ車に毎日乗って旅をしていたのですが、
旅から帰ってからも、まだお尻を痛め続けるのか…?
このままではケツが爆散してしまう…
という思いから、買い替えを決意しました。
Steelcase社のSeries1は、日本では割とマイナーな椅子の部類かもしれません。
実際使ってみると、今まで感じていた疲労がかなり軽減され、めっちゃ良い椅子でした。
もっと早く買い替えておけば良かった…と後悔する程。
そんなSeries1を実際に3ヶ月以上使ってみた感想をまとめていきます。
Steelcase Series1ってどんな椅子?
そもそもSteelcaseという会社をご存知でしょうか…?
オフィスチェアって、ハーマンミラーやエルゴヒューマン等が世界的に有名ですよね。
国内ではオカムラやコクヨ、イトーキなどでしょうか…。
Steelcaseはアメリカのミシガン洲グランドラピッツで誕生したオフィス用家具の世界的メーカーです。
100年以上の歴史を誇り、木製家具が主流だった時代に鉄製の家具を普及させた鉄製家具のパイオニア。
好みが分かれそうですが、派手すぎず地味すぎず、機能美を追求したデザインの椅子が多いです。
僕にはドンピシャな感じでした。
こちらで販売されている「Series1」は、Steelcase社の中ではエントリーモデルのような製品です。
3段階のリクライニング機能やランバーサポートなど、
高級オフィスチェアに搭載されている機能の一部が搭載されています。
その分、価格的には最もリーズナブルなモデル。
同社からは、もっと高級ラインのリープチェア等が有名かもしれません。
Steelcase Series1
寸法
高さ | 997mm – 1124mm |
奥行 | 533mm – 603mm |
幅 | 569mm – 686mm |
座面幅 | 488mm |
背もたれの高さ | 546mm |
機能
背もたれ | 3Dマイクロユニット 布・革張り地 |
アーム | 高さ/幅/角度/奥行き調節 |
その他オプション | アジャスタブルヘッドレスト コートハンガー ポリッシュドアルミベース ハード又はソフトキャスター |
今まで使っていた椅子
今までは、アームシェルチェアのリプロダクトを使っていました。
IKEAの安いデスクと高さも合っていて、部屋にも馴染むので、気に入ってはいました。
一応肘置きもついているので、短時間作業する分には問題無かったのですが、
長いこと座っているとお尻が痛い…。
無印のウレタン座布団を2枚重ねにしていましたが、それでもケツ圧に耐えられませんでした。
どんどん姿勢も悪くなっていきます。
コロナ渦の会社員時代はこの椅子に1日中座って在宅ワークをしてたわけですが、
よくやってたな…と思います。
というわけで思い切って椅子を買い替えました。
ちなみにお店で試座はしておらず、あまり深く考えずにポチった流れです。
購入時の組み立て
購入した当初は、こんな箱に入って届きます。
結構重たいですね…。
中身を出すと、大きく4つのパーツに分かれています。
最後の工程だけ自分で組む感じです。
組立方法については、公式の動画が上がっています。
ただ、こんなスムーズに組み立ては出来ません…。
- キャスターに芯棒をぶっ刺す
- 背面と座面をドッキング
- ②を持ち上げ、①の芯棒に上からぶっ刺す
とすると楽に組めました。
以前のアームシェルチェアと比べるとこんな感じ。
前のやつはクッションがケツ型に凹んでいる…。
今回も白ベースの色に、座面は汚れが目立たない黒にしてみました。
実際に使用してみた感想
購入・組み立てから3ヶ月程使用してきた感想をまとめていきます。
長時間座っても疲れない
最初に座った時、座面は割としっかりした印象ではあったのですが、
硬すぎる事はなく、クッション性は良好です。
太もも下の圧迫感もありません。
適度に硬い分、ヘタリも遅そうです。
背もたれは薄いのですが、これも背中をしっかり支えてくれます。
LiveBackテクノロジーという格好良い名前なのですが、
メッシュ地の裏に格子状の樹脂フレームが張られているので、
適度な硬さで心地よいです。
腰部分には、ランバーサポートのパネルがあります。
これは上下にスライド可能で、僕の腰にもしっかりフィットしてくれました。
位置調整の機構
位置調整が色々出来る、と言っても上位モデルよりは少ないと思います。
それでも、必要十分な位置調整が出来るという感じです。
まず座面下のレバー。
レバー奥のつまみを倒すと、座面の高さ調整が出来ます。
レバー先っぽのダイヤルを回すと、リクライニングの硬さ調整が可能。
リクライニングは3段階。
- 弱(すぐに後ろに傾く。反発力弱め)
- 中(後ろに傾くが、常に反発力強め)
- ロック(傾かず固定。集中したい時用)
ここのダイヤルが一番使用頻度が高いのではないでしょうか。
僕は気分によって3段階全て使っています。
使い勝手が良く、すぐに操作出来るのが良いですね。
もう一つ座面の下にあるつまみを押すと、座面の前後スライドが出来ます。
足の長さに合わせて奥行き調整が出来るので、椅子とのフィット感を高められます。
肘掛けの調整が自由自在
4Dアジャスタブルアームと呼ばれるものらしいのですが、この肘掛けがめっちゃ優秀。
アームレストの調節出来る範囲が広いです。
上下、前後、左右、さらに内向き・外向きにも動かす事が出来ます。
肘置きの素材は固めの樹脂素材ですが、
指先で押すとちょっと沈み込むぐらいのクッション性があります。
肘掛けは机の高さと合わせると、キーボードに手を置いても疲れにくいです。
僕は限界まで内向きにして使っています。
これが一番楽。
ゲームのコントローラーを握ってても両手を支えてくれます。
リクライニングすると、肘置きも一緒に傾いてきます。
これは好みが分かれそうですが、僕はその方が楽に感じました。
蒸れからの開放
今までの椅子は通気性皆無だった為、長時間座り続けていると、蒸れが気になることがありました。
Series1は背面も座面もメッシュ生地の為、このような悩みをスッキリ解消してくれました。
夏場でも快適に過ごせると思います。
どうでも良いんですが、ユニクロのもこもこしたフリース着て座ったら、めっちゃ背中の毛玉が取れました…。
セーター等を着て座る時は、このメッシュ生地に要注意ですね。
部屋にも馴染む落ち着いたデザイン
部屋に置くアイテムは、見た目にも拘りたいですよね。
デザインは好みが分かれる所だと思うのですが、
Series1は、2018年度グッドデザイン賞も受賞している製品です。
奇抜過ぎず、シンプル寄りなデザインでありながら、
どことなくスペーシーな背面が気に入っています。
丁度良い感じです。
Series1は、フレーム・座面・背面の色を、
様々なカラーバリエーションから組み合わせる事が出来るのも強みの一つ。
僕は無難な白黒にしちゃいましたが、
1つのパーツだけ差し色を入れたりするのも可愛いと思います。
オプションもあり
オプションとして、ヘッドレストも後付け出来ます。
僕は作業中の必要性を感じなかったのでつけていませんが、
これも違和感無いデザインで良さげです。
コートハンガーもつけられたりしますが、これは本当にオフィス用途のオプションですね。
というわけで機能的にもデザイン的にも申し分なく、疲れにくい椅子でした。
結果的に集中力を切らす事が減り、以前よりも椅子に座る時間が増えました。
購入前の他候補
購入前は「ちょっと良いオフィスチェアが欲しい、でも10万円以上は出せんわ…」という思いからスタートしました。
そのため、高級椅子で有名なアーロンチェアやコンテッサ等は最初から除外。
ハーマンミラーの椅子は昔から憧れがあった為、
最初はセイルチェアやミラチェアの中古を狙ってました。
(これらも新品では10万円オーバー)
オカムラのシルフィーも候補でした。
前の会社のオフィスチェアがこれで、座り心地が凄く良かったので…。
しかし結局良さげな中古が見当たらず、
探している途中でSeries1の存在を知り、
「新品で安く買えるんなら、Series1も全然アリなんじゃないか?」
という考えに行き着きました。
ちょうどサイバーマンデーの時期で、6万円ぐらいで購入しました。
安く済ませたい場合は、中古で購入も良いと思います。
中古オフィスチェアのお勧めはオフィスバスターズ。
店舗に出向いて試座も出来るそうなので、中古品質の確認も出来ます。
まとめ:Series1は機能と金額のバランスがちょうど良いコスパチェア
僕は試座をせず、勢いに任せてポチってしまったのですが、
結果的にSeries1は僕の要求を満たしてくれる最高の椅子となってくれました。
(※購入前に試座はした方が良いと思います)
色々と高級オフィスチェアはありますが、
その中でもSeries1は、機能と金額のバランスが絶妙なコスパチェアなのではないでしょうか。
手が出せる範囲の金額でありながら、とても快適な椅子です。
「それでも椅子に5万円以上払うって、高くないか…?」
という感覚は正直まだあるといえばあるのですが、
お陰でお尻と腰の痛みは無くなり、長時間の作業に集中できる環境が手に入りました。
この環境がこの金額で手に入ると思えば、十分元は取れているかな…とも思います。
今後も活躍してもらいます。
皆さんも自分に合った椅子を探してみてはいかがでしょう。
候補の1つにSeries1を加えてみてね。
よろしくどうぞ。
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