2日目のメインイベントは余市の蒸留所見学。
二年前の日本一周旅では行けなかった場所ですが、
リベンジ出来て満足な1日となりました。
ある程度下調べをして行ったお陰かもしれませんが、
余市に対するイメージもずいぶん変わりました。
二年前はどこに行っても駄目で、セコマのパスタばかり食べてた気がします…
本日のルート
札幌(JR)→余市(バス)→小樽。
午前中は余市を散策し、午後は小樽をぶらぶらして過ごしました。
札幌から余市へ
5時半起床。
コーヒーメーカーが置いてあったので、一杯頂いてから出発します。
STAY札幌のチェックアウトは鍵をボックスに入れるだけなので楽です。
宿を出ると爽やかな風。
6時台は道も空いてますね。
…と思ってたら急に雨が降ってきました…
狸小路から地下の道を通って札幌駅に向かいます。
札幌駅から7:14発の小樽行きに乗り込みます。
通勤通学の乗客が多かったですが、普通に座れるぐらいの混み具合。
小樽駅に到着。
倶知安行きに乗り換えます。
この電車の本数が少ないので、早起きしてやってきた感じです。
2両編成でした。
先頭車両には整理券と運賃箱が設置されています。
バスみたいですね。
車両のドアはボタンを押さないと開きません。
余市までの途中2駅は塩屋駅と蘭島駅。
ゴリゴリの無人駅でした。
でっかいアブが入ってきます。
山の中を突っ切っていくので、トロッコ列車に乗っている気分でした。
30分ほどで余市駅に到着。
余市駅はICカード非対応でした。
窓口で運賃を精算する必要があります。
余市駅の周辺は、かなりのどかな雰囲気ですね…
柿崎商店
まだ朝の時間。
余市駅から少し歩いてみます。
ニッカウイスキーを通り過ぎて、道の駅スペース余市まで。
二年前もここには来てたな…
まだオープン前の時間だった為、ガラガラでした。
引き返して駅前の鮮魚店、柿崎商店へ。
1階は鮮魚や精肉が販売されています。
色々な種類のカレイやソイ、カニなどが目を引きます。
カニはラップされてますが、元気に生きてました。
ローカル感溢れる豆腐や納豆、こんにゃくなど。
どれも美味しそう。
2階が食堂スペースになっています。
1階は9時オープンですが、食堂の開店時間は10時から。
どのメニューも美味しそうですね。
うにやほっけ、ほっき貝なども人気なようです。
朝早く余市まで来たのは、ここの数量限定海鮮丼が目当てだったからです。
気合を入れて9時半から先頭で並びます。
…と思ったら既に3組が前で並んでました。
非常に人気なお店なようで、後ろにも続々と列ができあがってきます。
10時ちょうどに開店。
レジで注文して先払いするシステムなようです。
店内は割と広く、席数も結構あります。
窓際のカウンター席に座ると、すぐに持ってきてくれました。
海鮮丼1500円。
具材は日によって変わるかもしれませんが、
本日はエビ、ブリトロ、サーモン、いくら、マグロ、中トロ、ホッキ貝、しめ鯖、たまごでした。
どのネタも厚みがあり、脂ものってめっちゃ美味い。
なすのお漬物も美味しかったです。
大満足の朝食となりました。
その後も行列は1階までのびていましたが、
余市に来たら並んででも行ったほうが良いお店だと思います。
ニッカウヰスキー 余市蒸溜所
お腹が満たされた状態で余市蒸溜所へ。
11時からの見学ツアーを予約していました。
この見学ツアーは大変人気で、直近の2、3週間は予約でいっぱいになっている事がほとんどです。
僕が予約しようと思った頃(1週間ほど前)は満席で無理だったのですが、
まめに予約サイトをチェックしていたら、キャンセルがあった席にうまく滑り込む事が出来ました。
毎日9時頃に予約状況が更新されるので、諦めずにチェックしてみて下さい。
(事前に日程が決まっている人は、もっと早めに予約するのが吉)
受付で名前を言うと、パンフレットとテイスティングチケットが貰えます。
ツアー中の動画撮影はNGみたいです。
広々として気持ち良い敷地内。
日陰が無いので結構暑かったです…
ツアーが始まると、最初にスライドとムービーが上映されます。
ウイスキー製造までの工程を分かりやすく説明してくれます。
麦芽の嗅ぎ比べ。
ピートで燻されたものと、そうでないものの2種類ですが、全然違います。
麦芽の乾燥塔や粉砕・糖化塔を見学していきます。
ここで出来上がった麦汁に酵母を加えて発酵させ、
分解されて出来るもろみを蒸溜するとウイスキーになるみたい。
麦芽の搾りかすは、牧場の飼料として再利用されるそうです。
ポットスチルと呼ばれる蒸溜装置。
しめ縄が巻かれてますね。
余市蒸溜所では、創業以来ずっと石炭直火式の蒸溜だそうです。
リタハウスと旧竹鶴邸。
お洒落な外観ですね。
一号貯蔵庫。
昔はミズナラの樽などが使われていたそうですが、現在はホワイトオークを使用しているとの事。
貯蔵する年月が増すと木の香りや色が濃くなりますが、その分蒸発して内容量も減っていくみたい。
ショップやレストランがある駐車場の方までやってきます。
2階が試飲用のスペースになっています。
待望の試飲タイム。
渡されるのはアップルワイン、スーパーニッカ、シングルモルト余市の三種。
電車で来て良かった…と思える瞬間です。
試飲セットを頂いたら、見学ツアーは解散。
好きな席で試飲が出来ます。
エアコンの効いた部屋で、窓からの景色を眺めながら飲む真っ昼間のタダ酒。
贅沢です…
おすすめの試飲方法は無視してしまい…
ストレートでちょろっと舐めた後は、全部ロック、ハイボールで流し込んでしまいました。
シングルモルト余市はピート香強めながらすっきり爽やか。
アップルワインは激甘、スーパーニッカは慣れ親しんだ味というか、飲みやすい味でした。
どれも美味しいです。
ちなみに水や氷、炭酸水などは使い放題です。
ソフトドリンクも飲み放題でした。
1階のショップへ。
蒸溜所限定商品がたくさん販売されています。
本当は全種類買いたいぐらいの勢いなんですが、徒歩旅で荷物が重くなるのもな…
という事で赤い小さめのボトル1本だけ購入。
見学ツアー参加者は、来た道を戻る事が出来ます。
ニッカミュージアムにも入ってみます。
お馴染みのニッカ商品の歴史などが展示されています。
大好きなフロムザバレルやディープブレンドなど。
奥には有料試飲コーナーもありました。
かなり楽しめました。
余市まで来た甲斐がありましたね…
小樽珈琲香房
余市から小樽に戻ります。
電車よりもバスの方が本数が多そうだった為、帰りは中央バスを利用します。
車内では爆睡。
小樽に到着。
かなり賑わっています。
喫茶店で昼下がりのコーヒーブレイクをキメます。
焙煎所で働くようになってから、なるべく他店のコーヒーも飲もうと思っておりまして…
混雑エリアから少し離れた所にある自家焙煎のお店、小樽珈琲香房へ。
こじんまりとしていますが、とても綺麗で落ち着く空間です。
お一人様は奥の可愛らしいデスクで。
エチオピアと手作りのカッサータを頂きます。
コーヒーはマスターのおばちゃんが丁寧にハンドドリップしてくれます。
カッサータはフルーツの入ったアイスケーキですね。
どちらも美味しかったです。
焙煎機はフジローヤルのやつでした。
1kg焼きかな。
使いやすそうなサイズですね。
お洒落で落ち着く、小樽では穴場的な喫茶店だと思います。
小樽散策
適当に小樽を歩きます。
小樽運河の乗船待ちの行列が凄い事になってました。
外国人だらけです。
さらに埠頭まで歩くと、豪華客船がとまってました。でかい。
少し戻って観光船のりばのベンチで一休み。
この日は晴天でかなり暑いです。
小樽運河沿いを歩き、ステンドグラス美術館へ。
涼しい館内。
綺麗なステンドグラスがびっしりと展示されています。
フラッシュをたかなければ写真撮影OKです。
しかし大きすぎて写真が入りきらない…
ほとんどがキリスト教の宗教画中心です。
どれも非常に精巧に描かれています。
これは作るの大変でしょうね…
僕の場合「わー綺麗〜」で終わってしまいましたが、
あまり美術館等に興味が無い人でも楽しめそうな所だと思います。
リトルバレル
ガラス細工のお店が並ぶ通りを抜けます。
かなり賑わっています。
オルゴール堂をパスして宿を目指します。
いきなり急な坂が現れて大変でした。
緑色のポストみたいなのが目についたんですが、凍結防止剤入れるやつでしょうか…
激坂を登って到着。
本日のお宿、リトルバレルです。
100年前に整形外科として建った洋館をリフォームしたゲストハウス。
当時の建築がそのままで、アンティークな雰囲気漂う館内です。
特に共用スペースのロビーは、どこかのおしゃれカフェみたいな感じ。
とても居心地が良いです。
テレビは置かれてません。
お部屋は2段ベッドのドミトリーや個室など、いくつか種類があります。
今回はシングルベッドの所を予約しました。
壁の天井側は開いているので、個室ではありません。
が、一番端のスペースなので周りの音は全く気になりませんでした。
3000円前後〜宿泊可能です。
洗面所やシャワーなど、綺麗にされています。
キッチンにあるものも自由に使ってOK。
お茶やコーヒーも頂けます。
周辺のおすすめ店などもファイルにまとめてくれています。
でも近くで今日開いてるお店があまり無さそうでした…
小樽でリーズナブルにくつろげる、おすすめの宿になりました。
(駅からはちょっと歩くのがネックですが)
神仏湯温泉
夕方に雨が降りましたが、すぐに止みました。
今日も結構歩いたな…湯船に浸かりたい…
という事で夕食前に宿から近い銭湯へ行く事にしました。
神仏湯温泉という所。
ケロリンが置かれている、昔ながらの銭湯。
石鹸を忘れた事を言うと、番頭の女将さんが固形石鹸を直で渡してくれました。
地元のお客さんが多かったです。
かけ流しの源泉浴槽もあります。
ただ温泉は無色透明無臭で、あまり温泉らしさが無いというか、よく分かりませんでした。
こじんまりとしたサウナと水風呂がとても良かったです。
生き返りました。
家族風呂もいくつかあるようで、そちらも人気なようです。
帰りにコープ札幌に寄り、夕食は適当にお弁当を買って宿で食べていました。
同泊者の方々とちょっとだけ話す時間もありました。
外国人の方が多かったですが、日本人は関西出身の方ばかりでした。
部屋に戻り、爆睡。
なかなかに盛り沢山な一日でした。
ブログの内容も長くなってしまい…
最後まで読んで頂きありがとうございます。
明日は旭川にワープします。
それでは〜
コメント