【陣幕改造】キャプテンスタッグの焚火陣幕をカスタムする【100均DIY】

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ソロキャンプ、されてますか?
焚火はしますか?
焚火台の前に陣幕を張る派ですか?

今回は焚火する時にあると便利な、焚火陣幕のお話。
キャプテンスタッグの陣幕を購入しました。
この陣幕、生地の質感は良く、遠目で見ると落ち着いた色味で格好良いのですが…

何度か使用してみて感じた事は、とにかく設営が難しい
なんでこんなに立てにくいの?
使ってる俺がアホなだけ?
…と、毎回自問自答しながら焚火をする事になりました。

多分、この陣幕を使ってる人は皆不満あるんじゃないでしょうか。
そんな不満を解消するためのDIYをしてみた記事になります。

ほぼ100均アイテムだけ、かかった金額も300〜400円程の簡単な改造ですが、
これだけで劇的に設営しやすくなりました
※他メーカーの陣幕はよくわかりません

目次

陣幕は便利

焚火する際、陣幕はあると便利です。
風から火床を守ってくれるだけでなく、
煙が自分の顔面に流れるのを防いでくれます。
さらに反射板を併用すると、冬場でもかなり暖かく過ごす事が出来ます。

反射板だけでも良いけど、存在感が凄いので…


多くのソロキャンパーはテントを背に向けて焚火をすると思いますが、
陣幕で手元を隠す事で、ある程度プライベート空間も確保出来ます。

と言いつつ、丸見えやんけの図


別に陣幕が無くても、工夫次第でどうにもなるといえばそうかもしれませんが…
あった方が安定して焚火を楽しめると思います。

キャプテンスタッグの陣幕

色々なサイズと形の陣幕がありますが、
僕が購入したのは鹿番長(キャプテンスタッグ)の陣幕。

難燃生地の質感もそこそこ、ロゴはワンポイントだけのシンプルデザイン。
飽きる事なく長く使えそうです。

幕と似た生地の袋がついてきます


幕の高さは60cm程。
ピコグリルやマクライトなどの焚火台との相性も良く、ソロキャンプに丁度良いサイズに感じます。

定番の形


オーソドックスな台形デザインですが、焚火に集中できる空間を作ってくれつつ、
外の景色も楽しめる絶妙な高さ、という感じです。

間違えてスリーブにポールを通さず使ってる図

カラーはブラックの他にブラウン・ダークオリーブの3種類があり、
落ち着いた色味で、どんなテントにも馴染みやすそうです。

一番の決め手は、リーズナブルな価格。
陣幕って割とお高めのものが多いのですが、
そんな中でもキャプテンスタッグの陣幕は4000円台で生地の質感も良く、かなりコスパ良い陣幕に感じます。
さすが鹿番長。

不満点

ここまでベタ褒めだった鹿番長陣幕ですが、
ダメダメな所がいくつかあります。
大きくは3点。

  • ポールがしょぼい(自立しない)
  • 太すぎる4本のガイロープ
  • 自在金具が機能しない

総じて設営がとにかくやりづらい。
順に挙げていきます。

ポールがしょぼい

ポールのつくりがチープです。
ジョイント部分はクリップのような部品で押さえながら繋ぐタイプ。
ほとんど隠れて見えない部品なので、それだけなら別に良いのですが…


最大のダメダメポイントは、底部分のゴムキャップ

諸悪の根源


ゴムキャップがついているおかげで、
ポールを地面に刺す事が出来ず、横方向にズルズルと滑ってしまいます
上からガイロープで押さえつけるだけの仕組み。

ロープを張ると上部分に開く力が加わり、下部分は閉じようとしてしまいます。
(言いたい事伝わります…?)

結果的にポールが逆ハの字になってパタパタと倒れます。
これが超絶ストレス。

太過ぎる4本のガイロープ

もう一つ気になる点は、この純白のロープ
太すぎる故に存在感が凄いです。
夜間の視認性は高く安全なのかもしれませんが…
そもそもこんな太さは必要無い気がします。

引き解け結びで2本繋ぐと凄いもっさりしてる


更にこのロープ、片側に2本ずつ、合計4本あります。
どの方向からテンションをかければ良いのか…?
正解がわかりません。
何箇所もペグを打つのも面倒だったりします。

片方を張りすぎると倒れる。結果的にピンと張れない

自在金具が機能しない

あとは、このどでかいプラ製の自在
これはロープが太すぎるからかもしれませんが…
見た目の存在感の割に、ホールド力が弱いです。
ちょっと揺れると滑って緩んできます

こいつもしっかりと張れない原因の一つ



比較的リーズナブルな陣幕なためか、
色々な部品がコストカットされてるよな…という事が分かります。
(ついでに言うとペグも曲がりやすいやつです)

ピンピンに張りたいのにダルンダルンになっちゃう


主に上記3点の理由から、設営がとにかく難しいです。
なんとか2本のポールを立てる事に成功しても、
グラグラだったり、しっかりと張れなかったり、どうもしっくりきません

ペグを打つ時もいちいち立てて倒してを繰り返します

強い風が吹いたら倒れるかも…
という不安を感じながら焚火した時もありました。
そうなると…陣幕の意味が…

というわけで、もう少し楽に、なおかつカッチリと設営できるように改造していきます。

準備した道具

めっちゃ簡単。
3つだけです。

  • 五寸釘 (丸釘 150mm)…2本
  • ガイロープ (ダイソー 3m)…2本
  • 自在金具 (ダイソー 6個入)…4個

五寸釘はホームセンターで4本入り120円程でした。
改造と呼べる程の事はしてないかもしれません…

改造

ポールのキャップを取る

最初にポール下部のキャップを取り外します。
細いマイナスドライバーを隙間に差し込み一周。


外れました。
ちょっと傷がついてしまった…
まぁ見えない所なので良し。


もう1本のキャップは、手で捻ったら簡単に取れました。
マイナスドライバーは…いらなかったですね…


ポールの先は中空になっています。
内径は1.1mmぐらいかな?


ポールの保護と目印を兼ねて、ビニールテープを巻いてみます。
巻かなくてもOK。


ポール内部用のペグを作成

このポールの内径と同じぐらいのサイズだったのが5寸釘の頭でした。
最初に5寸釘をペグダウンし、釘の頭にポールを被せる形で使います。


釘そのまんまでも問題無く使えるのですが、
なんとなくビニールテープを巻きました。

ブサイクかも…巻かなくても良いかな…


そこに細いロープをつけてみました。
ペグっぽい見た目に近づいたかな…


撤収時、地面に差したまま紛失を防止する目的でロープを巻いてます。
忘れない人は別に無くても良さそうです。

ロープごとポールの中に入ればOK

ガイロープの交換

続いてガイロープを交換します。
ロープを2つに折りたたみ、ちょうど真ん中で結び目を作ります。
ダイソーのロープは3mですが、カットしなくて大丈夫です。

かなり適当な結び方


ロープ両側の先っぽに、自在金具を取り付けます。
自在金具は「くの字」になっていますが、ロープを通す向きに注意します。


根本に結び目があり、左右の先っぽに自在金具がついたロープが完成しました。
このロープを2本用意すれば完成。
改造はこれだけです。

実際に設営してみる

実家の庭で張ってみます。
純白の太ロープが無くなったので、装備もちょっとすっきりした気がします。


最初にポールの上下を繋ぎ、陣幕のスリーブに通します。
ここは最初の頃と変わらず。


ここからが違います。
ポールが立つであろう根本の部分に、作成した5寸釘ペグを地面と垂直に打ち込みます


注意点としては、深くまで打ち込み過ぎないこと。
3~5cmぐらいは頭を出しておきます


五寸釘ペグの頭に、ポールを被せます。


反対側も同様に。
幕を張りながらペグを打ち込む場所を決めて、あとはポールを被せます。


この時点で自立してくれます
もうね、これだけで段違いに楽です…


幕の端っこを張りながら普通にペグダウン。


ロープを張らなくても、わりとガッチリしてます。


あとは外側に左右1箇所ずつペグを打ちます。
ポールの先を支点に、だいたい三角形になる所に打てばOK。

赤丸のあたりにペグダウン


ガイロープの結び目をポールの先に被せます。


幕の端っこ固定のペグと、外側のペグにそれぞれ自在金具の輪を引っ掛けます。


自在金具を絞って左右張れば完成。
めっちゃ簡単になりました。


ダイソーの自在金具は普通に機能しています。
ロープが緩む気配もありません。


このピンピンに張られた感じ、伝わりますでしょうか…
ロープの存在感も薄くなり、全体的にすっきりしました
(夜間に誤って躓かないようにだけ注意)

撤収もやりやすくなった

逆の手順で撤収。
ロープは2本だけになったので撤収も楽になりました。
ポールだけ立ってます。
五寸釘ペグの回収は忘れずに。


折りたたんだ生地をポケットのように使ってくるくる巻くと、袋への収納も簡単です。


すっきり収まりました。

全体的な重量はあまり変わってません。
こだわる人はペグも交換しちゃって良いかもしれません。

おすすめのカスタム

大した事はしていないのですが、これだけで劇的に使いやすくなりました
以前はロープを張りすぎると、ポールが逆ハの字に開いて倒れちゃってたんですが、
ポール内部の五寸釘ペグが横滑りを防止してくれます。
このガッチリ感を求めていたのよ…

しっかりと固定されているので、多少重たいものをぶら下げても余裕です。
小さめのランタン等を引っ掛けてみても良いかも。
(ポールが耐えられる範囲で)

ハンマー5個ぐらいぶら下げられそう

最初からこういう作りにしといて欲しかった…と感じたりもするのですが、
DIYを楽しめる余地を残してくれている製品、とも考えられます…よね…?

他の陣幕はどうなのかよく分かりませんが、
鹿番長の陣幕を使っている全ての人におすすめしたい五寸釘カスタムの紹介でした。
※推奨されてないと思うので、自己責任で。

これからもガシガシ使っていきます。
よろしくどうぞ。

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